「LOOP HERO(ループヒーロー)」は2021年3月に正式リリースされたRPG風ストラテジーです。
冒険中はプレイヤーキャラクターがずっとオートで動き続けるという独特なシステムながら、不思議な中毒性があり、高い人気を誇る1作です。
現在はSteamの他、Switch、Xboxなどでも配信されています。
私は一時「Slay the Spire」や「MTG Arena(マジック・ザ・ギャザリングのオンラインゲーム)」にハマっており、カードゲームで調べていたところ、本作に辿り着きました。
正直カードゲームっぽい要素はほとんどありませんでしたが、別の部分で楽しく、ラスボス撃破&村を全てオブジェクトで埋め尽くすまで遊び尽くしました。
この記事では「LOOP HERO」がどういったゲームなのか、その特徴をざっくりと紹介したいと思います。
購入を考えている方は参考にしてみてください。
(今回の記事はv.1.155の状態でのレビューとなります。)
LOOP HEROとは
「LOOP HERO」は地球が滅び、人々が記憶をなくした世界で、主人公が世界に物と記憶を取り戻すために奮闘するというストーリーの作品です。
最初は何もないループ状の1本道をグルグル回るだけですが、唯一残っている敵(スライム)を倒すことで、世界の断片と装備品を入手し、徐々に世界を取り戻していくことになります。
冒険時、プレイヤーは主人公を操作することはできず、移動や戦闘は全てオートで行われます。
放っておくと主人公は勝手に動き続けますが、入手したカードや装備品をじっくり吟味したい場合は、キーボードのSPACEやマウスの右クリックすることで時間を止めることができます。
世界の断片はカード化しており、マップ上に置くことでその場所に新しいオブジェクト(施設や景色)が登場します。
オブジェクトを設置することで、主人公の強化・回復などのメリットやリソース(資源)が入手できる他、そこに生息する新たなモンスターが登場し、主人公に戦いを挑んできます。
また、カードの置き方によってカードになっていない特殊オブジェクトに変化することも。
本作の目的は、敵を撃破しながら主人公を強化していき、リソースを拠点に持ち帰ることが目的となります。
拠点に帰るのはいつでも可能ですが、マップのたき火付近だと入手したリソースを100%持ち帰ることができ、それ以外の場所では60%までしか持ち帰れません。
途中で力尽きた場合は、それまで入手したリソースの30%だけ持ち帰ることになります。
ある程度リソースを稼いだら撤退するか、限界までチャレンジするかの判断はプレイヤー次第です。
また、一定数のオブジェクトを置くと、チャプターのボスが出現。
チャプターのボスを撃破すると、次のチャプターがアンロックされます。
チャプターが進むほどにループごとの敵の強化が激しくなりますが、その分持ち帰れるリソースの量が増えていきます。
リソースで拠点をアップグレード
冒険で集めたリソースは拠点の発展に使用します。
拠点を発展させることで、主人公を永続強化できる他、クラスの変更ができるようになったり、新たなカードが入手できるなど様々なメリットがあります。
どんどん拠点を発展させることによって、見た目もにぎやかになっていくのが楽しいです。
また施設の建設が進むと、リソースを使用して主人公を強化するアイテムを作る「作成」、リソースを別のリソースに変更する「錬金」などが使用できるようになり、更にリソース使用の幅が広がっていきます。
3つのクラスで冒険できる
最初は「ウォリアー」というクラスで冒険することになりますが、ある施設を建設することで「ローグ」「ネクロマンサー」の2つのクラスに変更することができるようになります。
どのステータスを重点的に伸ばしていくか、どのカードを選ぶのが良いか、トレイト(別のゲームで言うスキルのようなもの。ある施設を建設し、冒険中にレベルアップすることで取得できるようになります)は何を選択するかなど、オートながらも各クラスに応じた戦略を考えるのが楽しいです。
各クラスのオススメの戦い方については別記事で紹介します。