Slay the Spire -中毒者続出のデッキ構築ローグライクゲーム

5.0
ゲーム紹介

Slay the Spire(スレイザスパイア)は2019年に正式リリースされたデッキ構築型ローグライクゲームです。
その高いゲーム性や絶妙なバランスがゲーマー達から評価され、無名なインディースタジオが作ったゲームにも関わらず、現在PC、PS4、Switch、Xbox、iOSと幅広いプラットフォームで配信されています。
また、「Slay the Spire」にインスパイアされた数々のフォロワー作品(それらの作品はまとめて“ローグライト”とも呼ばれたりします)も登場しています。

今回の記事ではそんな一大ブームを起こした「Slay the Spire」がどういったゲームかを改めて紹介したいと思います。
カードゲームが好き、ローグライクが好きでまだプレイしたことがない人は是非読んでみてください。

(今回の記事はバージョン12-18-2022の状態でのレビューとなります。)

Slay the Spire(スレイザスパイア)とは

「Slay the Spire」は謎の塔に挑むという設定で、初期デッキ・初期レリック、僅かなお金を持った状態で、(ほぼ)ランダムに配置されたイベントマスを進んでいきます。

敵のアイコンマスに止まると、カードを使ったバトルがスタート。
バトルに勝利すると、そのキャラクターが使えるカードの中からランダムに3枚のカードが提示され、1枚選んでデッキに加えることができます。

戦闘による報酬でカードを入手しながら、弱い初期デッキを強くし、死なずに塔を登りきることがゲームの目的です。
戦闘以外にもランダムイベントやショップもあり、冒険ごとに揃えられるカードが異なるので毎回新鮮な気持ちで遊ぶことができます。

ランダム要素も多い中でいかに強いデッキを組めるか、この駆け引きの面白さが、多くのSlay the Spire中毒者を生み出しています。
難易度は高めで、運が悪いと簡単に倒されてしまうこともザラにありますが、ワンプレイは1時間程度とサクッと遊べるので、めげずに再挑戦しましょう。

4人の個性的なキャラクターが選べる

「Slay the Spire」では4人のキャラクターを使用することができます。
最初に使えるのはアイアンクラッドのみですが、以下の条件で他のキャラクターも簡単に使えるようになります。

  • アイアンクラッドを1回プレイでサイレント開放(途中で死んだり、破棄してもOK)
  • サイレントを1回プレイしてディフェクト開放(同上)
  • 3人が揃った状態で1回ゲームをクリアするとウォッチャー開放

それぞれのキャラクターは初期デッキこそ似ていますが、入手できるカードが異なるため、全く違う戦略で戦う必要があります。
また同じキャラクターでも、デッキによって戦い方が大きく変わってくるので、毎回どういう戦い方をするかを考えるのも楽しいところです。

各キャラクターについては別記事でも詳しく書いてみたいと思います。

ゲームの流れ

キャラクターを選択し、ゲームがスタートすると、アイコンが並んだシンプルなマップ画面が出てきます。
まずはここで、どのルートを進むかを選択します。
最初のマスは必ず敵とのバトルになりますが、先のルートにあるアイコンも確認して一番良さそうなルートを選ぶのがコツです。

?マスは何が起こるか分からないマスとなっており、バトルやイベントが起こったり、まれに宝箱やショップが出てくることもあります。
イベントはプレイヤーにとって、プラスとマイナスが入り混じった選択肢(「○○を入手するが、HPを失う」など)と、何もしない選択肢が出てくることが多く、大いに悩むことになります。

バトルでカードを増やしたり、イベントでアイテムを入手したり、ショップでお金と引き換えにカードやアイテムを購入して先に進んでいくと、最後にはその階層のボスが出現。
ボスはどれもかなり強いので、それまでにいかにデッキを強化できているかが勝負のカギです。
ボス前には休憩所が用意されているので、HPを回復したり、鍛冶でカードをアップグレードして万全の状態で臨みましょう。

見事ボスを倒すと、貴重なカードやレリック等を入手し、次の章へ進めます。

カードを使ったバトルの基本

上の画像はバトル画面です。
左がプレイヤーキャラ、右が敵キャラとなります。
キャラクターの下部にはHPが表示され、敵キャラのHPを0にすれば勝利、逆にプレイヤーキャラのHPが0になれば敗北しその冒険は終了となります。

カードを使用するという特徴はあるものの、戦闘の流れは昔ながらのコマンド選択型RPGと一緒で、プレイヤーキャラと敵が交互にターンを回しながら行動し、攻撃や防御などを行っていく形です。

プレイヤーは1ターンで、画面左下のエナジー分だけカードを使用できます。
カードの左上にはそれぞれのカードの消費エナジーが書かれており、カードを使用するたびにここに係れた消費エナジー分だけ左下のエナジーから引かれていくことになります。
上記画像では2/3と書かれているので、このターンあと2エナジーを使うまでカードが使用可能ということですね。
使用できるカードが無くなり「ターン終了」を押すと、敵のターンへ移行します。

続いて敵の頭上に注目してください。
ここには敵が次にしてくる行動が表示されています。
上画像の場合は「12ダメージを与える攻撃」をしてくるという意味になります。

本作ではHPを回復する手段は限られており、戦闘が終わっても減ったHPはそのままです。
そのため、敵の攻撃をなるべく食らわないことが重要となります。

敵の攻撃を防ぐには「防御」などのカードで付与できる「ブロック」を貯めましょう。
ブロックは貯めた分だけ、ダメージを無効化する効果があります。
貯めたブロックはプレイヤーHPの左側に表示されます。
上記画像の場合、ブロック値が12まで上がれば敵の攻撃を完全に無効化することができます。
ブロックはターンをまたいで引き継がれないので、必要なだけ貯め、残りのエナジーは敵を攻撃するカードに振り分けましょう。

ターンが始まるごとに山札からカードが5枚引かれ、使用したカードやターン終了時までに使われなかったカードは一旦捨てカードエリアへ行きます。
山札が0になると、捨てカードエリアのカードは全て山札に戻り、再び使用できるようになります。
ただし、「パワー」という種類のカードや、「廃棄」と書かれたカードは使用すると廃棄カードエリアへ移動し、その戦闘中は以降出てきません。

ここまでは基本中の基本。
本作では様々な効果を持つカードが存在し、この基本を覆すカードまでもあります。
是非実際にプレイして奥深いバトルを楽しんでほしいです。

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