Against the Storm 女王や嵐に耐えながら入植地を完成させるSLG

ゲーム紹介

Against the Storm(アゲインスト・ザ・ストーム)は、2023年12月に正式リリースされたローグライト要素のある街づくりSLGです。

Against the Storm on Steam
A dark fantasy city builder where you must rebuild civilization in the face of apocalyptic rains. As the Queen’s Viceroy...

Steamを開くたびにオススメに表示されていてずっと気になっていたんですが、先月辺りのセールで遂に購入。
最初こそよく分からない専門用語が多く戸惑いましたが、そこさえ超えれば非常に面白く、つい長時間プレイしてしまうゲームでした。

今回の記事では、そんな「Against the Storm」のざっくりとしたゲーム紹介をしたいと思います。

本記事はV.1.3.4R時点のものです。
今後のアップデートにより、内容は変更される可能性があります。
ご了承ください。

Against the Storm(アゲインスト・ザ・ストーム)とは

「Against the Storm」は定期的にブライトストームと呼ばれる破滅の嵐が起きる国で、女王の配下の総督となり次の嵐までに次々と入植地を完成させていくゲームです。

ワールドマップで入植する地域や入植させるキャラバンを選んだらゲームスタート。
木に覆われ霧がかかっている空き地を、木こりを使って切り開き、キャンプを使って資源を集め、建物を建てて入植地を作り上げていきます。
入植地の名声が一定値を超えると入植地が完成、逆に女王の怒りが一定値を超えると入植失敗となります。

これを繰り返し、ブライトストームが来るまでにいくつもの入植地を作っていくのが目的となります(ブライトストームが来たら全ての入植地がリセットされ、また1からとなります)。

入植するキャラバンの種族、建築できる施設、得られるボーナスなどは、全てランダムに選ばれたいくつかの選択肢から選ぶローグライト形式となっており、毎回同じ入植地になることはありません。
その土地で得られる資源や建築可能な施設、種族の好みなどを考慮しながら、なるべく短時間で入植地を作り上げていく必要があります。

一言で言うなら、ミッションを達成したら終了するモードの「トロピコ」にローグライト要素を足した感じでしょうか。
1つの街をがっつり作り込むというよりも、街を作り目的を達成したら次の街作りへ、というように次々と新しい街を作っていくタイプのゲームです。

建築できる様々な建物

建築可能な施設はかなりの数が用意されていますが、ここでは代表的な施設を紹介します。

木こりのキャンプ

本作において最も重要な施設。
木を伐採する木こりを配置することができます。
マップはほとんどが木で塞がれているため、木こりで木を伐採することで空き地を開けていく必要があります。
また、伐採して得られる木材は拠点の中心となる焚火の燃料や、様々な建築物や加工品の材料にもなります。

シェルター(住居)

入植者が住む住居です。
住居を作ることで入植者の士気が上昇します。
入植者は年数を経るごとに増えていきますが、基本的に全入植者が住める分だけ住居を用意するのが良いでしょう。

農園

序盤は○○のキャンプで、マップに配置された資源を集めていくことになりますが、資源は採集するといずれ枯渇します。
肥沃な土地に農園と畑を設置すれば、定期的に資源を得ることができるようにあります。

燻製所(アイテム加工工場)

加工工場はキャンプや農園で入手した資源を加工するための工場です。
加工工場はそれぞれが3種類のアイテムを作ることができます。

例えばその中の1つ、燻製所では干し肉(★★★)、陶器(★)、香料(★)を作ることができます。
★の数が多いほど、加工に必要な材料の数が減り、作成までにかかる時間が減少します。

キャンプ系の施設、シェルターなどの基本的な建築物を除き、農園や加工工場、娯楽施設など多くの建物は初期状態では作ることができません。
名声を一定値得ることで選択肢の中から1つの建物をアンロックすることができます。
必ずしも欲しい建築物がアンロックできる訳ではありません。
限られた選択肢の中から最善を尽くしましょう。

発生する様々なイベント

街作りの途中には、様々なイベントが発生し、入植者たちに良い効果・悪い効果をもたらします。

季節のサイクル

この世界では1年が「雨季 → 乾季 → 嵐」という四季ならぬ三季のサイクルで回っています。
このうち雨季は入植者にとってのバフ効果がかかる時期になっており、マップによって様々なバフの恩恵を受けることができます。

しかし、嵐の季節になると問答無用でマップごとのデバフ効果がかかります。
森の敵意(ターン数経過や入植地を拡大させる行動で大きくなる)が強くなるほどにデバフ効果が大きくなり、嵐の時期には入植者の士気が大きく低下してしまいます。
士気が0以下になると入植者が離脱することになるので、嵐の季節は特に注意が必要です。

空き地イベント

木を伐採して霧がかった土地を切り開くと、その空き地では様々なイベントが発生することがあります。
大抵の場合、解決方法は2種類用意されており、どちらかの選択肢を選び、必要なアイテムを持っている状態で斥候を配置すると、それらのイベントを解決することができます。

注意したいのは危険な空き地や禁断の空き地のイベントです。
ここで発生するイベントは一定時間放置すると、不利な効果が発動してしまいます。
また、作業中にも一時的に不利な効果が出ることが多いので、比較的士気が高い雨期や乾季の間に解決するようにしましょう。

危険な空き地や禁断の空き地はこのように危険なイベントがある一方で、イベントの解決報酬が業火だったり、巨大な資源があることも多く、ハイリスクハイリターンな空き地となっています。

古代の封印

ワールドマップにある〇の封印周辺に入植した場合、「古代の封印」という特殊な建造物がマップのどこかに設置されます。
この入植地では名声をいくら集めてもクリアにならず、古代の封印の要求する指令を複数達成する必要があります。

また、古代の封印があるマップでは嵐になると通常のマップ以上に強烈なデバフ効果がランダムに発生します。
難易度「入植者」で1つ目の古代の封印ステージを突破することが最初の試練となるでしょう。

入植地を完成させて恒久アップグレードしよう!

入植地を完成させるとリザルト画面が表示され、経験値と「食料の詰め合わせ」などの報酬が入手できます。
この報酬は「スモルダリング・シティ」にある「アップグレード購入」で、恒久的な強化と引き換えることが可能です。
1つ1つの効果は小さいですが、アップグレードを重ねていくことで目に見えて効果が出てきます。

また、クリア時に得られる経験値でレベルアップすることにより、様々な要素がアンロックされていきます。

クリア報酬は難易度を上げることで増やすことが可能です。
難易度「入植者」にある程度慣れてきたら「開拓者」に上げて挑戦してみましょう。

近日、V1.4アップデートが予定されており、「釣り場」などの新しい要素が登場するようです。
今の段階でも充分面白いですが、今後の拡張にも期待大。
街作りを気軽に楽しみたいという方にはオススメの作品だと思います。

Against the Storm on Steam
A dark fantasy city builder where you must rebuild civilization in the face of apocalyptic rains. As the Queen’s Viceroy...

次回の記事では「Against the Storm」に登場するアイテムのレシピとバイオームについて書いてみたいと思います。