バイオプロトタイプ 2 -器官の組み合わせで最強生物を作るヴァンサバACT続編

ゲーム紹介

今回の記事では、初の試みとして発売前の「バイオプロトタイプ2」のデモ版の紹介です。

Bio Prototype 2 on Steam
Bio Prototype 2 is an RPG that emphasizes building and target farming. The game allows you to customize your weapons and...

前作「バイオプロトタイプ」は個人的に1か月近くガッツリとやり込み、楽しんだ作品でした。
が、結局その後追加のコンテンツ展開はなく、今年になって急に2のリリース情報が出てきた感じです。

「バイオプロトタイプ」の紹介記事↓

追加DLC等ではなく「バイオプロトタイプ2」を作る理由はSteamにて製作者の方が明かしています。
「そこそこ売れたが追加DLCを製作する目標数値までは届かなかった」「バイオプロトタイプのシステム的に拡張性があまりなかった」の2点が大きな原因だったようです。

「バイオプロトタイプ」を楽しませてもらった私としては2も期待したい!ということで、早速デモ版をプレイした感想と、どんなゲームになっているのかを紹介したいと思います。

バイオプロトタイプからの継承要素

まず、前作から引き継いでいる要素を紹介します。

「バイオプロトタイプ」はスライムのような触手のような見た目の謎の実験生物に脊椎や腕などの器官を付けたり外したりして、攻撃方法を追加し、最強の謎生物を作り上げていくというコンセプトのゲームです。
(こうして書くと若干グロく感じますが、グロ要素はほぼありません。)

器官をいじって攻撃方法を編集するという点は「Noita」の魔法杖編集に近い要素で、同じ器官でも組み合わせ方や配置によって別の挙動になったりするのが面白いポイントです。

戦闘システムは攻撃がオートで出続け、プレイヤーは移動しか操作できないヴァンサバ系に属します。
出てくる敵を避けることに専念すれば良いので、ゲームが苦手な方でも気軽に遊べるシステムだと思います。

この辺りのシステムは2のデモでもしっかり前作から引き継がれています。

ガラッと変わったゲームシステム

一方、器官編集とヴァンサバライクな戦闘以外の部分は、ほぼ全て変わっています。

前作では、初期状態からゲームがスタートし、WAVEクリアで得られる器官でキャラクターを強化しながら最終WAVEまで生き残るのが目的になっていました。
永続強化の要素はありましたが、基本1プレイ完結型で、クリアするとまた最初からという形でした。

2のデモ版では謎生物を強化する「拠点」が存在し、そこからステージを選択して戦闘を行う、拠点と戦場を行き来するタイプの作品に大きく転換しています。
拠点では戦闘で得られた報酬を使って、以下のような様々な強化が行えます(強化については以下で詳しく説明します)。

  • 拠点の拡張
  • 器官の編集
  • 器官の変異
  • 脳の拡張(脳の追加)
  • キャラクターの遺伝子装備
  • 新たな遺伝子の作成
  • 器官の購入
  • 器官ショップの拡張・アップグレード

通常のステージでは欲しい報酬によって2つのエレベーターのどちらに進むかを選択することができ、「エレベーター選択→戦闘」を2~3回繰り返し全てクリアする(生き残る or 目的を達成する)とステージクリアとなります。
正式版ではステージが進むごとに戦闘フロアが多くなっていくのかもしれません。

ステージをクリアすると、次のステージがアンロックされ、戦闘で得た全ての報酬が入手できます。
(途中で負けた場合は、それまでに入手したアイテムを全て失い、拠点に戻されます。)
デモ版で登場するステージはクリアまでの所要時間は2~3分程度。
クリア済ステージには何度も挑戦でき、アイテム集めに何度も潜ることになります。

ボスステージには派手な攻撃を仕掛けてくる大型のボスが登場。
通常ステージは必ずしも敵を全滅させる必要はないですが、ボスは撃破することがクリア条件となります。
デモ版では2体のボスに挑戦できます。
2体目のボスはそこそこ強化しておかないと倒せない強さなので、それまでのステージに何度も挑戦し強化してから臨みましょう。

様々な入手アイテムをフル活用しよう

「バイオプロトタイプ」では細胞と器官くらいしかアイテムがありませんでしたが、「バイオプロトタイプ2」では強化に様々なアイテムが必要になっています。

細胞

拠点のショップにて器官を購入したり、脳を拡張・追加に使用します。
脳の拡張・追加は最もキャラクターの攻撃能力に直結する部分なので、できるだけ優先的に集めていきたいです。

器官

脳に装備することができるパーツです。
攻撃を繰り出す器官と、器官同士を接続する器官の2種類があり、どちらもないと上手く組めません。
戦闘報酬として得られる他に、拠点のショップでも細胞を消費して購入できます。
ショップ限定の器官もあるようです。
解体すると細胞が

変異薬

器官に使用するアイテムです。
器官にランダムなバフを与えたり、不要なバフを消去したり、バフのレベルを上げるアイテムなどがあります。
報酬や購入時に最初からランダムな変異が付いている器官もありますが、この薬を使用することで自分好みの器官に仕上げることができます。
ただし、変異薬は器官の耐久値までしか使用できない制限があります。
T-1、T-2などの表示がありますが、TはTiarの略で数字が小さいほど効果が大きくなっています。

電池

ショップの拡張・アップグレード・再抽選に使用するアイテムです。
ショップが出現した直後の状態では4つしか購入できませんが、拡張することでショップに並ぶアイテムが増え、アップグレードをするとよりレア度が高い器官が並ぶようになります。
再抽選は1回目は無料ですが、連続で抽選する場合2回目以降は電池を消費します(冒険に出たらリセットされるので、ここで電池を消費するのはオススメしません)。

遺伝子

遺伝子はキャラクターの最大HPなどのステータスを底上げしたり、特殊なの能力を付与するアイテムです。
戦闘報酬として入手できる他、遺伝子の断片から作成することも可能です。

遺伝子は性能によって1~3のコストが設定されており、デモ版では合計20になるまで自由に装備できます。
脳容量や特定の器官と関連する遺伝子などもあり、器官編集と遺伝子の組み合わせはビルドの幅を更に広げてくれそうです。

遺伝子の断片

遺伝子の断片は戦闘報酬で入手できるアイテムで、遺伝子装置で「合成因子」を行うことで、新たな遺伝子を作り出すことができます。
10個でコスト1の遺伝子、50個でコスト2の遺伝子、200個でコスト3の遺伝子を作り出すことができ、何が出るかはランダムです。

リリース版では他にも新たな施設や強化方法が登場するかもしれません。
残念ながらデモ版ではコントローラーに対応しておらず、少々キャラクターが動かしにくいですが、そこだけ我慢すればこれだけでも数時間はがっつり遊べるので、気になる方は是非チェックしてみてください(無料で遊べます)。

Bio Prototype 2 on Steam
Bio Prototype 2 is an RPG that emphasizes building and target farming. The game allows you to customize your weapons and...

正式リリースは2024Q3となっているので、7月~9月ごろになると思われます。