バイオプロトタイプ -ヴァンサバ+Noitaの良いとこ取りアクション

4.0
ゲーム紹介

「バイオプロトタイプ(BIO-PROTOTYPE)」は2023年4月に正式リリースされたばかりのアクションゲームです。

以前紹介した「Vampire Survivors(ヴァンパイアサバイバーズ)」のゲームシステムと、これまた以前紹介した「Noita(ノイタ)」のゲーム性を取り入れた作品となっており、この両作が好きなら楽しめるのではないかと思います。

今回の記事では「バイオプロトタイプ」がどういったシステムなのかを解説しますので、気になる方は是非参考にしてみてください。

Steam で 22% オフ:バイオプロトタイプ
理性を失った実験物が波のように押し寄せてきます。さっさと変異!進化!より恐ろしい怪物になって!血肉で生きる道を!24人のキャラクター、80種類以上の器官、無限種のビルドで、あなただけの前例のない組み合わせになりましょう!

(今回の記事はv.1.0.8の状態でのレビューとなります。)

バイオプロトタイプとは

「バイオプロトタイプ」は最近流行のヴァンサバライク作品の1つで、

  • 敵が大量に出現し、そこから生き残るのが目的
  • 攻撃は全てオートで行われる

この2つの特徴はそのまま「Vampire Survivors」から引き継がれています。

他のヴァンサバライクと違う大きな特徴は、攻撃手段をプレイヤーがカスタマイズできるという点にあります。
カスタマイズ次第で、低威力の弾を無数に撃ち出したり、一撃必殺な近距離攻撃を放ったり、デバフで弱らせたり、仲間を召喚して戦わせたり等様々な戦い方ができます。

このような攻撃方法のカスタマイズは「Noita」における杖編集と似ており(本家よりは単純ですが)、Noitaライクな作品でもあると言えます。

本作にはストーリーらしいストーリーはありませんが、「謎の生物を実験体として様々な器官を繋ぎ合わせて強くしていく」という世界観になっており、ゲーム=実験、攻撃方法の追加=変異、細胞を使った強化=培養、というように独特の言い回しになっているという特徴もあります。

実験(モード)と戦闘

実験(ゲームモード)には0~5の6段階の難易度が用意されており、0から順番にクリアすることで上の実験がアンロックされていきます。
(0はチュートリアル的なものになっています。)

ゲームはスタートと同時に1WAVE目が開始。
まずは初期武器を使って敵を倒していくことになります。
1WAVE目が終わると、変異(攻撃方法のカスタマイズ)や培養(キャラクターの強化)などを行うことができ、準備できたら2WAVEへ進みます。
このように戦闘⇒キャラクターカスタマイズの繰り返してゲームが進行し、最終WAVEまで生き残ることで実験成功(ゲームクリア)になります。
途中で力尽きてしまった場合は、実験失敗となりゲームオーバーです。

1WAVE目は20秒で終了と非常に短いですが、WAVEが進むにつれて実験時間が延び、最大で90秒間になります。
0では10WAVE、1~5の難易度では15WAVEまで生き延びる必要があります。

それぞれの難易度をクリアすると、「エンドレスモード」が開放。
これは名前の通り、死ぬまでエンドレスでWAVEが続いていくモードとなっています。
15WAVEを超えるとキャラクターや攻撃をかなり強化していてもきつくなってくるので、通常モードで物足りない人のやりこみ要素となっています。

また難易度5をクリアすると、「ドラフトモード」が開放。
こちらは不要な器官をゲーム内に出さずに自分好みのカスタマイズをやりやすくするモードとなっています。

生物(攻撃方法)の編集

操作キャラクターの攻撃を追加するために必要となる器官は、以下の3つの方法で入手できます。

  • 敵のドロップ(何が落ちるかはランダムでWAVE終了後に入手)
  • クリアリワード(WAVE終了時の報酬。ランダムに提示される3種類の器官から1つ選択)
  • 培養で「新しい器官」を購入(ランダムに提示される3種類の器官から1つ選択。購入には細胞が必要です)

上記のような手段で集めた器官はWAVE間の準備の「変異」メニューにて、脳に接続して使用。

器官には大きく分けて●器官と◆器官という2種類があり、●器官+◆器官の組み合わせによりどんな攻撃を出すかが決定します。
器官は1つの脳につき、8つまで設置できます(初期状態)。

以下の記事では器官の性能や接続の仕方などについて解説しています。

培養でキャラクターの性能底上げ

準備画面の「培養」では細胞を消費して、キャラクターの能力を上げたり、器官を入手することができます。

細胞とは実験中に敵を倒すことでドロップする丸い玉のこと。
器官は他にも入手手段があるので、細胞はできるだけキャラクター強化に使用するのがオススメです。

個人的に序盤はできるだけ「細胞複製」などを積極的に購入し、入手できる細胞量を増やすようにしています。
細胞が豊富にあれば、ダメージの底上げや脳の追加・脳容量の追加などがしやすくなります。

キャラクターのアンロック

最初に選択できるキャラクターは特徴がない「チビスケ」のみですが、条件をクリアすることにより、どんどん新しいキャラクターがアンロックされていきます。
その数全部で24体!

キャラクターの見た目はそれほど変わりませんが、性能はかなり違いがあり、中には根本的なゲームのルールを変えてしまうようなキャラクターもいます。
キャラクターによってかなりプレイ感覚が変わるので、キャラクターを変えて色々なプレイを楽しみましょう。