Noita -魔法と知恵でダンジョンを進むローグライクアクション

4.0
ゲーム紹介

「Noita(ノイタ)」は2020年にSteamで正式リリースされたローグライクアクションゲームです。
杖カスタマイズの自由度の高さや高難易度で何度も挑戦したくなるリプレイ性などがゲーマーから高評価を得ています。

今回の記事では「Noita」がどういう作品なのか、その特徴を詳しく解説したいと思います。
多少人を選ぶ作品ではありますが、ローグライク要素、魔法を使ったアクション、探索型アクションなどに興味がある方は是非読んでみてください。

Noita on Steam
Noita is a magical action roguelite set in a world where every pixel is physically simulated. Fight, explore, melt, burn...

(今回の記事はバージョンMar-11-2023の状態でのレビューとなります。)

Noita(ノイタ)とは

「Noirta」は何の説明もないまま、操作キャラクターである魔法使いミナがダンジョンの前に放り出されるところからゲームが始まります。
ヒントは石碑に映し出される操作方法のレクチャーのみで、持ち物は魔法の杖2本とポーション1つ。

説明不足過ぎて最初はどうしたら良いか戸惑う人が多いと思いますが、クリアするための本ルートはダンジョンに入ってまっすぐ下に進んでいく道となっています。

ダンジョン内には敵がいたり、毒や爆発物といった危険がいっぱいあります。
それらの障害を魔法の杖の攻撃やポーションで対処しながら、最下層まで辿り着ボス倒せばゲームクリアです。

一方プレイヤーの体力が0になれば即ゲームオーバー。
1度死んだら全てを失い最初からやり直し、という硬派なゲーム性になっています。
敵の攻撃によるダメージの他にも、危険な液体や火などのダメージ、自傷ダメージなどもあり、死なずにクリアするのはかなり難易度が高いです。

余談ですが、私は500回以上死んで初めてゲームクリアしました。
そこまで死んでクリアする人も逆に珍しいと思いますが、それくらい難易度は高く、一瞬の油断が命取りのゲームとなっています。

魔法の杖をカスタマイズしよう

最初から所持している2本の杖の他にも、ダンジョン内では様々な魔法の杖を拾うことができます。
杖の性能や、中に入っているスペルはランダムです。
そのため、拾った時点で非常に使い勝手の良い杖もあれば、使った途端に自傷ダメージで自爆してしまう杖などもあります。

このような魔法の杖は、各階層の最下段から行くことができる「聖なる山」内で、杖の中身を付け替えすることができます。
スペルを上手く組み替えることで、非常に強力な魔法を放つ杖を作り出すことも可能です。

Noitaに登場するスペルの数は非常に多く、その組み合わせは無限大。
性能の違う様々なスペルを試して遊んでみましょう!

地形や液体を上手く利用しよう

ダンジョンは様々な物質・液体で構成されています。
これらの物質・液体は、スペルやポーションによって変化させることができます。

その一例が上の画像です。

  • 浸かると徐々にHPが減少する猛毒ヘドロの沼(緑色の液体)に水ポーションを撒くことで、毒沼を中和し、水に変化させる
  • ダンジョン内に置かれた爆発物を攻撃して爆発させ、地形を変化させる

プレイヤーの行動によってダンジョンの環境を変化させることができるので、ある程度の杖が揃っていれば、強引に敵が出ない壁を掘って突き進むことも可能です。
大爆発して地形が大きく変わったり、液体が混じって別の液体に変化するなどの環境変化は非常に面白く、これを見るだけでも楽しめます。

プレイするたびに変化するダンジョン

Noitaではローグライクでおなじみ、プレイするたびにダンジョンの内部形状が変化するシステムを採用しています。
もちろん、ダンジョン内で拾えるアイテムや出てくる敵も毎回変わり(敵は階層やバイオームごとに出てくる種類は固定されていますが、出現する頻度などがプレイによって異なります)、同じ階層でも全く難易度が変わることも。
またメッセージが表示され、どこからともなく邪魔な木が生えてきたり、水が延々出てくる設備がついているなど通常とは少し違う特殊な状況でスタートすることもあります。

更にプレイヤーが最初に持っている魔法の杖とポーションも、いくつかのパターンの中からランダムで決定されるので、開始時点で多少の当たり外れも存在します。

状況がランダムに左右されることがあり、異常に強い杖が1層から入手できることもあれば、全然杖が出ないなんてこともあります。
毎回同じ強い杖が作れる訳ではないので、強いスペル一辺倒ではなく、様々なスペルを工夫して使いこなすのが悩ましく、また楽しいところでもあります。

最初は何も説明なし、難易度高いでとっつきにくいですが、分かってくるとどんどん楽しくなる作品です。
クリア以外の寄り道も数多く、私も把握しきれていませんが、この奥深い世界を皆さんも是非冒険してみてください。

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