Slay the Spire -ウォッチャーの特徴とデッキ作成例

ゲーム攻略

「Slay the Spire(スレイザスパイア)」のキャラクター記事4弾。

今回はウォッチャーの特徴とデッキ作成例を紹介したいと思います。

ウォッチャーの特徴

ウォッチャーは塔を評価するためにやってきた盲目の修行僧、という設定で、スタンスを切り替えながら戦うテクニカルなキャラクターです。
HPはサイレントに次ぐ低さとなっており、スタンスの切り替え事故で簡単に死んでしまうこともあります。

初期レリック「清水」は、戦闘開始時に「奇跡」という1エナジーが得られる0コス廃棄付きカードを1枚生成するというもの。
1度きりのエナジー供給手段ですが、ウォッチャーは初期デッキが重めなので、ないと結構しんどいです。

ウォッチャーが使用する紫のカードには以下のような特徴があります。

スタンスを切り替えるカード

ウォッチャー最大の特徴はスタンス切り替え能力です。
スタンスは全部で4種類(スタンスなし含む)あり、以下のような違いがあります。

スタンス特徴入る方法
通常戦闘開始時の状態で特徴はなし「無の型」系統のカードを使用する
神聖のスタンスで次のターンを迎える
憤怒アタックダメージ2倍
受けるダメージが2倍
憤怒のスタンスに入るカードを使用する
平静スタンス解除時に2エナジーを得る平静のスタンスに入るカードを使用する
神聖スタンスに入ると3エナジーを得る
アタックダメージ3倍
マントラを10貯める
冒涜を使用する

憤怒のスタンス、平静のスタンスに切り替えるカードは5種類ずつあります。

憤怒のスタンスの攻撃力2倍は魅力ですが、敵の攻撃も2倍になってしまうので、敵が攻撃しないターンに一気に攻める、敵にターンが回る前にスタンスを切り替えるといった工夫が必要です。

一方、平静のスタンスは平静から他のスタンスへ切り替わるタイミングで2エナジーを得る能力です。
平静から憤怒へ切り替え、高威力のアタックを放って、敵のターン前に再び平静に切り替える、というのが理想的な戦い方となります。

名前種類コスト効果
噴火アタック2(1)9ダメージを与える
憤怒のスタンスに入る
昂揚スキル1(0)保留
憤怒のスタンスに入る
廃棄
かんしゃくアタック13ダメージを3(4)回与える
憤怒のスタンスに入る
このカードを山札に加える
一触即発スキル1次のターン開始時、憤怒のスタンスに入り、カードを2(3)枚引く
憤慨スキル1憤怒ならば敵全体に弱体3(5)を与える
そうでなければ憤怒のスタンスに入る
警戒スキル28(12)ブロックを得る
平静のスタンスに入る
安らぎスキル1(0)保留
平静のスタンスに入る
廃棄
内なる平穏スキル1平静ならばカードを3(4)枚引く
そうでなければ平静のスタンスに入る
悪しきを恐れずアタック18(11)ダメージを与える
敵が攻撃を予定している場合、平静のスタンスに入る
瞑想スキル0捨て札のカードを1(2)枚手札に戻し、保留する
平静のスタンスに入る
ターンを終了する
()内はアップグレード後の性能です

スタンスを切り替えることで効果が出るカード

スタンスは切り替えは特徴が変わるだけでなく、スタンス切り替え時に効果が得られるカードも3種類あります。
「スタンスを変更時」と書かれたカードは憤怒・平静だけでなく、通常へ戻った時や神聖のスタンスになった時、解除した時にも発動します。

こまめにスタンスを切り替えるコンセプトのデッキなら良い働きをしてくれるはずです。

名前種類コスト効果
連打アタック04(6)ダメージを与える
スタンス変更時、捨て札から手札に戻す
不動心パワー1スタンスを変更するたび、4(6)ブロックを得る
猪突猛進パワー1(0)憤怒のスタンスに入るたび、カードを2枚引く
()内はアップグレード後の性能です

マントラを増やす

マントラは神聖のスタンスになるために必要なバフです。
マントラは以下の4種類のカードから獲得することができます。

神聖のスタンスは憤怒・平静と違い、マントラが10も必要になりますが、移行したタイミングでエナジー3を得て、ダメージが3倍になる激つよモードです。
マントラが10貯まると即時神聖のスタンスへ移行するので、カードがない、アタックできないなど無駄な状況で移行しないように注意しましょう。

ちなみに「冒涜」というカードを使用することで、マントラを貯めずに一気に神聖のスタンスになる方法もありますが、このカードは「次のターンに死亡する」という重すぎるリスクがあるので、使いどころには更なる注意が必要です。

名前種類コスト効果
頂礼スキル0マントラ2(3)を得る
4ブロックを得る
崇拝スキル2保留
マントラ5を得る
祈りスキル1マントラ3(4)を得る
洞察を1枚山札に加える
信心パワー1ターン開始時、マントラ23を得る
()内はアップグレード後の性能です

別のカードを生み出すカード

ウォッチャーは、戦闘中にしか登場しない無色のカードを生み出すカードが12種類あります。
生み出される無色カードも種類が豊富で、中にはとてつもなく強力なカードも…。

カードを作り出す効果は山札に作る場合と、手札に作る場合があります。
手札に作る場合はそのターンにすぐ使えますが、山札に作るカードはすぐに使えないという点に注意してください。

名前種類コスト効果
評価スキル16(10)ブロックを得る
洞察を1枚山札に加える
学習パワー2(1)ターン終了時、洞察を1枚山札に加える
祈りスキル1マントラ3(4)を得る
洞察を1枚手札に加える
刻まれた現実アタック16(10)ダメージを与える
スマイトを1枚手札に加える
戦いの賛歌パワー1(天賦
ターン開始時、スマイトを1枚手札に加える
欺かれた現実スキル147ブロックを得る
退避を1枚手札に加える
昇天アタック210(15)ダメージを与える
蹂躙を山札に加える
アルファスキル1(天賦)
ベータを1枚山札に加える
廃棄
デウス・エクス・マキナスキル使用不可
このカードを引いた時、奇跡2
3枚を手札に加えて廃棄する
収穫スキルX次のターン開始時、奇跡+を1枚手札に加える
この効果はX
X+1ターン続く
廃棄
剣の召喚スキルX抹殺の剣をX+1にして1枚山札に加える
廃棄
願いごとスキル31つ選択
「プレートアーマー6(8)を得る」
「筋力3(4)を得る」
「25(30)ゴールド得る」
廃棄
外的影響スキル03枚のアタックから1枚選んで手札に加える
これらのカードはすべてのクラスから出現する
(このターンそのコストは0)
廃棄
()内はアップグレード後の性能です

作成されるカード(アップグレードは「掌握した現実」などのカードで可能)

名前種類コスト効果
洞察スキル0保留
カードを2(3)枚引く
廃棄
スマイトアタック1保留
12(16)ダメージを与える
廃棄
退避スキル1保留
12(16)ブロックを得る
廃棄
蹂躙アタック0保留
20(30)ダメージを与える
廃棄
ベータスキル2(1)オメガを1枚山札に加える
廃棄
オメガパワー3ターン終了時、敵全体に50(60)ダメージを与える
廃棄
奇跡アタック210(15)ダメージを与える
蹂躙を山札に加える
抹殺の剣アタック19ダメージをX回与える
不死パワープレートアーマー6(8)を得る
完全無欠パワー筋力3(4)を得る
富と名声スキル25(30)ゴールド得る
()内はアップグレード後の性能です

保留できるカードが豊富

「保留」を持つカードは、手札に来たターンに使用しなくても、捨て札に移動せずに手札に残り続ける性質があります。
つまり、必要な時まで取っておけるカードです。

サイレントとディフェクトの一部カードにも保留がついているものがありますが、ウォッチャーは9種類(アップグレード後に付くものも含む)もあり、保留することで能力がアップするカードもあります。

名前種類コスト効果
安らぎスキル1(0)保留
平静のスタンスに入る
廃棄
昂揚スキル1(0)保留
憤怒のスタンスに入る
廃棄
舞い飛ぶ袖アタック1保留
4(6)ダメージを2回与える
護身スキル2保留
12(16)ブロックを得る
ウインドストライクアタック2保留
7(10)ダメージを与える
このカードを保留するたび、そのダメージが4(5)増加する
刻一刻アタック4保留
20(26)ダメージを与える
このカードを保留するたび、そのコストを1減らす
崇拝スキル2(保留)
マントラ5を得る
忍耐スキル1保留
5(7)ブロックを得る

このカードを保留するたび、そのブロックが2(3)増加する
冒涜スキル1(保留)
神聖のスタンスに入る
次のターンあなたは死ぬ
廃棄
()内はアップグレード後の性能です

占術するカード

「占術」はウォッチャー固有の能力で、山札のカードを見られる能力です。
占術2なら2枚まで見ることができ、引きたくないカードは選択することで直接捨て札に移動させることができます。

ある程度引くカードを操作できるので、手札事故が起こりにくいメリットがある他、占術するごとに効果を発揮するカードもあります。

名前種類コスト効果
ただの幸運アタック0占術1(2)
2(3)ブロックを得る
3(4)ダメージを与える
第三の目スキル17(9)ブロックを得る
占術3(5)
運命の切り開きアタック17(9)ダメージを与える
占術2(3)
カードを1枚引く
先見の明パワー1ターン開始時、占術3(4)
()内はアップグレード後の性能です

序盤に見たら取りたいカード

ここではゲーム序盤、まだデッキのコンセプトが決まっていない時にでも迷わず取りたいカードを3種類紹介します。
選定基準は以下の2つです。

  • 序盤の戦闘で活躍する
  • どんなデッキに入ってもあまり邪魔にならないカード

運命の切り開き

7ダメージを与えつつ、占術2+カード1枚ドローできるアタックカードです。
アップグレードすると、9ダメージ、占術3、1ドローになります。

癖のない能力で扱いやすく、序盤に「噴火」や「警戒」を引きたい場合にも便利です。
ウォッチャーはスタンス変更などの条件が付いたドローカードが多く、素直に引けるカードはどのデッキでも重宝します。

評価

6ブロック+「洞察」を山札に加えるスキルカードです。
アップグレードすると、10ブロック+「洞察」1枚を山札に加えるになります。

アップグレードしないとブロックはやや頼りないですが、憤怒のスタンスや神聖のスタンスになった時に手札不足で思ったほどダメージが与えられない…なんてことが無いように、個人的には割と入れることが多いカードです。

得られた教訓

10ダメージを与え、致命時にはデッキ内のランダムなカードを1枚アップグレードする廃棄付きアタックカードです。
アップグレードすると13ダメージになります。

このカードのアップグレード効果は永続で、得られた教訓で敵を倒し続ければ、アップグレード済のカードを大量生成できます。
序盤に引ければ鍛冶が要らなくなる強力な1枚です。

ウォッチャーのデッキ作成例

スタンスデッキ

通常、憤怒、平静のスタンスを次々切り替え、憤怒のスタンスの攻撃力と、切り替えシナジーで戦うデッキです。
ウォッチャーは初期デッキから「噴火」「警戒」を持っているので、このデッキは作りやすいですが、どちらも2コストなので、「噴火」はアップグレードして1コストにし、平静のスタンスになるカードはもっと安いものを用意したいところです。
他には「無の型」関連のカード、「連打」「不動心」「猪突猛進」などが軸となります。

ウォッチャーのデッキの中では作りやすく、最も安定感があるデッキだと思います。
「堕落の心臓」戦にもオススメです。
憤怒のスタンスになるタイミングだけ気をつけましょう。

マントラデッキ

マントラを獲得するカードを集め、神聖のスタンスで早期決着をつけるデッキです。
マントラ獲得カードは個人的に「信心」「頂礼」がオススメ、攻撃方法としては神聖のスタンスになるまで取っておける「刻一刻」などが良いと思います。
他にHPが高いボス対策に「光輝」もあると楽しいかもしれません(無くてもいいですが…)。
また、神聖のスタンスになった時、「頂礼」が手札に複数枚来てしまった時用にドローできるカードを多めに入れたり、保留カードを優先して取るなどするといいでしょう。

2~3ターンで安定して神聖のスタンスに入れるように作れば、雑魚戦はかなり楽になりますし、ボス戦も余裕を持って戦えます。

課題は神聖のスタンスになるまで敵の攻撃を凌げるか、という点です。
1ターン目から強力な攻撃を仕掛けてくるタイプの敵には、結構手痛い攻撃を受けることも多いです。

経絡秘孔デッキ

「経絡秘孔」というカードの点穴能力に攻撃を頼り、「お前はもう死んでいる」するためのデッキです。
軸となる「経絡秘孔」は3枚程度欲しいです。
他は主にブロックを稼ぐためのカードを入れることになりますが、今回は「経絡秘孔」に早くアクセスするために占術カードを絡めてみました。
カードドローとブロックを稼ぐカードが充実するなら何でも構いません。

課題となるのはデッキの移行の難しさです。
早めに「経絡秘孔」を複数枚入手してこのデッキに寄せるとスキルカードばかりになるため、1章エリートの「ボスグレムリン」や2章に登場する「選ばれし者」に苦戦させられることがあります。
2章まではほどほどにアタックカードも残しておいた方がいいかもしれません。

オメガデッキ

「アルファ」というカードを「オメガ」まで育て、一撃必殺を狙うデッキです。
絶対に必要なカードは「アルファ」のみ。
他のカードは素早く「アルファ」「ベータ」「オメガ」を山札から探すカードと、「オメガ」を使用するための3コストを確保するためのカードです。
「全知」を経て「オメガ」を使用できれば、2倍ダメージを毎ターン与えられるようになります。

私自身はこの形のデッキを作ったことがないのですが、ロマンが詰まったデッキですね。
オメガが発動してもHPが高い敵はすぐには死なないので、他の攻撃方法も何かあった方がいいかもしれません。

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