Slay the Spire -サイレントの特徴とデッキ作成例

ゲーム攻略

「Slay the Spire(スレイザスパイア)」のキャラクター記事2弾。

今回はサイレントの特徴とデッキ作成例を紹介したいと思います。

サイレントの特徴

サイレントは霧の国からやってきた女殺し屋、らしくダメージを受けずに絡め手で敵を倒すのに向いたキャラクターです。
4キャラの中で最も体力が低く設定されています。

初期レリックは戦闘開始時、カードを追加で2枚引くという「蛇の指輪」。
他のキャラクターの初期レリックに比べ、性能はイマイチなので最初の選択肢で「スターターレリックを捨て、ランダムなボスレリックを1つ獲得する」という選択もアリかもしれません。

サイレントが使用する緑のカードには以下のような特徴があります。

敏捷性を増やしやすい

敏捷性はブロックを増やすバフです。
+1されるごとにブロック数が1ずつ増える効果があり、特別な記載がなければ敏捷性アップ効果は戦闘中ずっと継続します。

敏捷性を上げる手段として他のキャラクターはほぼポーションとレリックがメインとなりますが、サイレントはそれらに加えて「フットワーク」というデメリットなしに敏捷性を上げるパワーカードがあります。
敏捷性を上げることブロック値の低いカードでも使いどころが増えるメリットがあります。

名前種類コスト効果
フットワークパワー1俊敏性2(3)を得る
()内はアップグレード後の性能です

脱力に関係したカード

脱力はデバフの一種で、アタックで与えるダメージが25%減少する効果があります。
カードには「脱力1を与える」などと表記されますが、これは脱力効果が1ターン継続することを示しており、脱力を重ねることで効果が続くターンを増やすことができます。

サイレントには脱力を与えるカードが5枚あり、敏捷性アップと合わせて敵の攻撃をブロックしやすいキャラクターと言えます。

名前種類コスト効果
無力化アタック03(4)ダメージを与える
脱力1(2)を与える
不意打ちアタック17(9)ダメージを与える
脱力1(2)を与える
劇薬スキル2敵全体に毒4(7)と脱力2を与える
廃棄
足払いスキル2脱力2(3)を与える
11(14)ブロックを得る
不快感スキルX敵は筋力X(X+1)を失う
脱力X(X+1)を与える

廃棄
()内はアップグレード後の性能です

毒を付与するカード

毒はサイレントが持つ独自のデバフです。
毎ターン敵の攻撃前に蓄積分だけHPを減らす効果を持っています。
(例えば敵が毒5のデバフを持っている場合、敵はそのターンに5ダメージを受け、次のターン4ダメージを受ける、という感じになります。)

サイレントは毒による攻撃が1つの軸となっており、敵に毒を付与するカードが8種類もあります。

名前種類コスト効果
毒の一刺しアタック16(8)ダメージを与える
毒3(4)を与える
致死毒スキル1毒5(7)を与える
劇薬スキル2敵全体に毒4(7)と脱力2を与える
廃棄
バウンドフラスコスキル2ランダムな敵に毒3を3(4)回与える
有毒ガスパワー1ターン開始時、敵全体に毒2(3)を与える
触媒スキル1敵の毒を2(3)倍にする
廃棄
死体爆破スキル2毒6(9)を与える
対象の敵が死亡した時、その最大HPに等しいダメージを敵全体に与える
猛毒の仕込みパワー2(1)アタックでダメージを与えるたび、毒1を与える
()内はアップグレード後の性能です

ナイフを作り出すカード

ナイフは0エナジーで使え、敵に4ダメージを与えるアタックカードで、使用されると自動で廃棄されます。

サイレントのカードの中には、戦闘中にナイフを作り出すカードが4種類あります。
1枚ナイフを生成しただけではとても頼りないカードですが、ナイフを強化するカードや、カード使用枚数を参照するカードと併用することで、大きなダメージを叩き出すことができます。

名前種類コスト効果
剣の舞スキル1ナイフを3(4)枚手札に加える
外套と短剣スキル16ブロックを得る
ナイフを1(2)枚手札に加える
無限の刃パワー1(天賦)
ターン開始時、ナイフを1枚手札に加える
鋼の嵐スキルX手札を全て捨てる
捨てたカード1枚につきナイフ(ナイフ+)を1枚手札に加える
()内はアップグレード後の性能です

カードを捨てる

サイレントにはカードを捨てる効果を持つカードが10種類もあります。
カードを捨てる=手札が減るのでプレイヤーにとってマイナスにも思えますが、カードを引くとセットになっていることも多く、捨てることで効果を発揮する捨て専門カードやそのターンに捨てた枚数を参照するカードもあります。

どうしてもカードを捨てたくない場合は、捨てる効果を手札の一番最後に使用すれば何も捨てずにも使用可能です。

名前種類コスト効果
サバイバースキル18(11)ブロックを得る
カードを1枚捨てる
アクロバットスキル1カードを3(4)枚引く
カードを1枚捨てる
ダガースローアタック19(12)ダメージを与える
カードを1枚引き、1枚捨てる
準備スキル0カードを1(2)枚引き、1(2)枚捨てる
イカサマスキル0手札を全て捨て、同じ枚数だけカードを引く
廃棄
フルアタックアタック1敵全体に10(14)ダメージを与える
手札をランダムに1枚捨てる
集中スキル0手札を3(2)枚捨てる
2エナジーを得る
アンロードアタック114(18)ダメージを与える
アタック以外の全てのカードを捨てる
商売道具パワー1(0)ターン開始時、カードを1枚引き、1枚捨てる
鋼の嵐スキルX手札を全て捨てる
捨てたカード1枚につきナイフ(ナイフ+)を1枚手札に加える
()内はアップグレード後の性能です

1ターンにカードを使うほど効果が大きくなるカード

サイレントには1ターンに使用した(する)カード枚数を参照して効果が大きくなるカードが5種類あります(アタックカード限定参照のカードを含む)。
カードによって、事前に使用しておくもの、最後に使用するものがあるので、使用順には注意しましょう。

これらのカードはナイフを生み出すカードなど消費エナジーの安いカードをどんどん使用するタイプのデッキと組み合わせることで真価を発揮します。

名前種類コスト効果
とどめの一撃アタック1このターンにプレイしたアタックの枚数×6(8)ダメージを与える
窒息アタック212ダメージを与える
このターンカードをプレイするたび、対象の敵はHP3(5)を失う
メッタ切りパワー2カードをプレイするたび、敵全体に1ダメージを与える
残像パワー1カードを1枚プレイするたび、1ブロックを得る
猛毒の仕込みパワー2(1)アタックでダメージを与えるたび、毒1を与える
()内はアップグレード後の性能です

序盤に見たら取りたいカード

ここではゲーム序盤、まだデッキのコンセプトが決まっていない時にでも迷わず取りたいカードを3種類紹介します。
選定基準は以下の2つです。

  • 序盤の戦闘で活躍する
  • どんなデッキに入ってもあまり邪魔にならないカード

五月雨ダガー

敵全体に4×2ダメージを与えるアタックカードです。
アップグレードすると、ダメージが6×2になります。
序盤の複数敵に強く、1章を楽に突破するための1枚です。

あまり他のカードとシナジーはありませんが、それほど邪魔になることもなく最後まで腐りにくいカードだと思います。

バックフリップ

5ブロックを獲得しつつ、2ドローするスキルカードです。
アップグレードすると8ブロック+2ドローになります。
ブロックは「防御」と同じで心許ないですが、カードを引けるというのがミソ。

ドローカードはどのデッキでも重宝するため、私はほとんどのデッキで使用しています。

アドレナリン

0コストで1エナジーを得て、カードを2枚引く、廃棄を持つスキルカードです。
アップグレードすると、2エナジー+2ドローになります。
序盤に出たらラッキーな、ただただ強い1枚です。

どんなデッキでも入れ得なので、見かけたら取りましょう。

サイレントのデッキ作成例

猛毒デッキ

敵へ毒を与えるカードを複数枚と「触媒」で、一気に毒を蓄積させて倒すデッキです。
毒を与えるカードは好みで構いませんが、使用すると毎ターン勝手に敵に毒が蓄積する「有毒ガス」はあった方が便利かもしれません。
通常のアタックよりも毒が優れているのは、ブロックを貫通できる点。
ブロックを大量に詰んでくる敵には無類の強さを誇ります。

敵を毒にした後は基本的にガッツリブロックを固め、隙を見て毒を追加していくことになります。

課題はデッキがスキルカードばかりになることです。
スキルカードを使うごとにアタックダメージを上昇させる「ボスグレムリン」や、スキルカードを使うごとに「めまい」をデッキに入れてくる「選ばれし者」はかなり苦手とします。
両者とも登場が早いのが救いで、「堕落の心臓」戦では最も勝ちやすいデッキと言えるでしょう。

ナイフデッキ

ナイフデッキは「外套と短剣」「剣の舞」などでナイフを大量生成しつつ、「精度上昇」でナイフの攻撃力を上げたり、「とどめの一撃」で強力な1撃をお見舞いするデッキです。
1ターンでのカード使用枚数が多いので、他にも「窒息」「メッタ切り」「残像」なども相性が良いです。

ナイフを生成するカードは比較的入手しやすく、「絶対にこのカードが必要」というフィニッシャーカードもないため、デッキを作る難易度は低いです。
「猛毒の仕込み」などを組み込むと、毒+ナイフのハイブリットデッキにもなります。

低コストで手札のカードを使い切りやすいので、ドローするカードは複数枚入れておきましょう。

課題はカードを大量使用するデッキと相性が悪い3章のボス「タイムーター」、そして「堕落の心臓」の存在です。
タイムイーターはまだしも、堕落の心臓戦に行く予定であればナイフデッキはやめた方がいいでしょう。

捨てデッキ

「反射」「策士」を捨ててアドバンテージを稼ぎながら、「股裂き」で大ダメージを狙うデッキです。
「アクロバット」「策士」「股裂き」「商売道具」辺りが軸となります。
また、1ターンに使用するカードを参照するカードとも相性が良いです。
上手く回れば「ずっと俺のターン!」が実現できますね。

課題はやはり「タイムイーター」や「堕落の心臓」などの大量のカードが使いにくい相手です。
堕落の心臓戦では「股裂き」だけでは力不足なので、「とどめの一撃」などがあるといいかもしれません。

幕引きデッキ

サイレントの最強アタックカード「グランドフィナーレ」を連発することを目指したデッキです。
「グランドフィナーレ」「職人芸」×2「集中」と適当な残り3枚だけのデッキにすることで、延々と「グランドフィナーレ」を撃ち続けることができます。

ただ、ここまでのデッキを作ることはほぼできません…。
「グランドフィナーレ」自体が普通のデッキだと非常に使いづらいので、ほとんど取ることもありません。
一度でいいから作ってみたい夢のデッキですね。

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