「バックパック・バトル」は2024年3月に早期アクセス版がリリースされたパズル要素と対人オートバトルを組み合わせたようなゲームです。
過去に紹介した「Time Walker :Dark World」のようなオートバトルに、パズル要素を足したような感じでしょうか。
オンライン対戦ゲームはどうしても煽りなどがあり、個人的にはあまり好きなジャンルではない(今やっている「MTGアリーナ」ですら多少あります)のですが、本作の対戦は他のプレイヤーの過去データと戦うため、直接的に他のプレイヤーと関わりがなく、私のような人でも安心してプレイできます。
ちょっと前からSteamのオススメに表示され非常に興味があったのですが、先月前半はバージョンアップした「Noita」の新情報を書こうとしてがっつりプレイしていたため、しばらくスルーしておりました。
結局「Noita」はバージョンアップ前の状態ですらまともに全要素が解明できていない&クリアまでの道のりが個人的には精一杯ということで新記事は断念…。
切り替えてこちらをプレイし始めたらめちゃくちゃハマリました。
もっと早くこっちを遊んでおけば良かったです。
今回の記事では、そんな「バックパック・バトル」がどんなゲームかをザックリと紹介したいと思います。
バックパック・バトルとは
バックパック・バトルのゲームの流れは非常にシンプルです。
- ショップでアイテムを購入し、バックパックに詰める
- アイテムを使ったオートバトル
ゲームはこの2パートのみで構成されており、後はこれの繰り返し。
戦闘で5敗する前に10勝することが目標となります。
戦闘はオートなので、プレイヤーが操作するのは買い物してバックパックに詰めることのみです。
これがシンプルながら奥深いものとなっており、ちょっとしたバックパックの配置でアイテムの強さが劇的に変わったり、思いもよらない効果が発動することがあります。
オートバトルの相手は上でも書いた通り、過去に他のプレイヤーが作ったキャラクターとなります。
ランク戦では(当時)同ランクだった相手のみが対戦相手となるため、最初のブロンズランクは初心者でも勝てることが多いでしょう。
バックパックに入れるコツ
バックパックにアイテムを配置するコツは非常に奥が深いのですが、まずは基本から順番に覚えていきましょう。
とにかく詰めるだけ詰める
アイテムを沢山持っていた方が強いだろう理論で、アイテムの細かい効果はあまり気にせず、テトリスのように隙間なく詰めるだけ詰めてしまうのも序盤のランクでは充分効果的です。
もちろん、敵を攻撃する手段がゼロとか、防御手段がゼロなどだといくらアイテムが多くても負けてしまいますが、ある程度武器っぽいもの、防具っぽいものを揃えて詰めていくだけでも序盤は10勝できたりします。
隣に配置してアイテム合成をしよう
特定のアイテムを隣同士に配置すると、アイテムがくっつき別のアイテムを生み出す合成が発生します。
合成できるアイテムを持っている場合、アイテム同士を結ぶ線が表示されるので、それを参考にどのアイテム同士が合成できるのか確認してみるといいでしょう。
合成したアイテムは基本的に2つのアイテムの効果を引き継いでいるので、バックパックの容量を圧縮するのにも有効です。
上記の「詰めるだけ詰める」に、「合成できるものは合成する」を組み合わせるだけでブロンズランク(おそらくシルバーランクも)は充分突破できます。
各アイテムの効果を見てシナジーを作る
さて、ここからが上級編になります。
各アイテムはカーソルを合わせることで、効果を詳しく見ることができます。
様々なアイテムの効果を見ていくことで、どのようなアイテムを集め、どのような配置にすれば効果が上がるかが見えてくるはずです。
例えば上の画像にある「優美なるレイピア」はヒット時に幸運を3消費してダメージを3増やす、という効果を持っています。
このレイピアを活用するためには幸運が定期的に増やせるアイテムもバックパックに入れておこうということになるわけですね。
ショップで販売されるものはランダムなので、狙っても必ず思った通りのビルドができるわけではないですし、配置による効果など考えることは一気に増えますが、このレベルまで考えられるようになってからがこの作品の本番だと思います。
更に上級になると、他のプレイヤーにどのようなビルドが多いか考え、それに強いビルドを組むなどの段階になりますが、最初からそこまでは考える必要はないと思います。
4つのクラスを使いこなそう
V/0.9.7現在、プレイヤーは4つのクラスを最初から自由に選んで使用可能です。
初期のゴールド・体力・スタミナはどのクラスも同じですが、初期装備とショップで出てくるアイテムに違いがあり、この違いがそれぞれのクラスを特徴づけています。
特にクラスごとの特徴が表れているのが、初期装備のバックパックの性能です。
例えばレンジャーが持つ「レンジャーのカバン」は、中に武器を入れておくことでクリティカル率を上昇させる効果があり、幸運によって更にクリティカル率が上がるため、幸運を集めた方が強くなりやすいクラスとなっています。
同様にパイロマンサーはヒートを集めやすく、リーパーは敵に毒を与えやすい性能を持っています。
バーサーカーのみ特殊で、体力が50%になった時にバーサク状態になりパワーアップするという性能になっていますが、要するに攻撃力が高い武器で殴るのが強いクラスということです。
このようにクラスによって集めやすい(集めた方が強い)バフ・デバフに違いがあり、更にゲーム中盤にはクラスごとのサブクラスアイテムも購入できる機会があるため、同じクラスでもいくつかの成長方針が楽しめるようになっています。
トロフィーの獲得と衣装変更
上でも書いた通り、5敗する前に10勝するのがゲームの基本的な目標となります。
5敗 or 10勝した時点で勝利数に応じたトロフィーが貰えます。
10勝した場合は、そのまま数試合を続行しその後の勝利数に応じてトロフィーを増やすサバイバルモードも選択できます(負けが多くなれば10勝分のトロフィーよりも少なくなります)。
トロフィーは各クラスの衣装のアンロックに使用できます。
こちらのアンロック要素はあくまで見た目が変わるだけでゲーム内容に影響のあるものではないため、初心者も上級者も常に同じ土俵での勝負となっています。
1ゲームはおおよそ30分~1時間程度で気軽にサクッと遊べるゲームとなっています。
ストレス要素も少ないですし、初心者~上級者まで間口も広いので、色んな方にオススメできるゲームだと思います。
次回の記事では初心者が分かりづらいバフ・デバフの効果について解説します。