MTG ARENA 初心者でも気軽に始められる世界的カードゲーム!

ゲーム紹介

MTG Arena(マジック:ザ・ギャザリング アリーナ、以下MTGアリーナ)はPC・スマホ(iOS・Android)で遊べる基本プレイ無料のTCG(トレーディングカードゲーム)です。
英語圏での早期アクセスは2017年とかなり前からサービス開始していましたが、2019年の公式ローンチと共に日本語にも対応し、Steamでも2023年にリリースされています。

Magic: The Gathering Arena on Steam
Magic: The Gathering Arena empowers you to discover your strategy, meet the planeswalkers, explore the multiverse, and b...

「マジック:ザ・ギャザリング」は元々世界初として生まれたTCGで、遊戯王カードやポケモンカードの先輩として、長い歴史を誇ります。
世界的に見ると最もプレイ人口が多く、レアなカードにはたった1枚で数千万~数億円の値が付くことも…。

MTGアリーナはそんなマジック:ザ・ギャザリングをPCやスマホで遊べるようにしたゲームです。
私自身、紙のMTGはプレイしたことがありませんでしたが、以前から名前は知っており、興味があったのでMTGアリーナをプレイ、見事に面白さにハマりました。

今回の記事では「そもそもMTGってどんなゲーム?」「ゲームのルールは?」「無課金でどこまで遊べる?」など、興味のある方が気になるであろうポイントを紹介したいと思います。

MTGアリーナとは

MTGは本来紙のカードを使って行うカードゲームですが、MTGアリーナは紙にはない利点も多くあります。

紙のカードを購入するより安く始められる

Amazon等で「マジック:ザ・ギャザリング」を検索してもらうと分かりますが、紙のカードはかなり高額です。
強いカードを揃えようと思うと数万円以上はするでしょう。

その点MTGアリーナは無料で始められ、無課金でもそれなりに遊べます。
がっつり強いデッキをすぐに作ろうと思えばそれなりに課金が必要となりますが、紙のカードに比べればそれほど高額にはなりません。

初心者向けのチュートリアルがある

MTGアリーナでは最初にNPCとの対戦形式でチュートリアルがプレイできます。
これをプレイすれば、MTG初心者でも基本的なゲームルールが理解できるはずです。

チュートリアルだけでMTGの全てを理解することはできませんが、カードの出し方などさえ理解していれば効果の挙動や計算は自動で行ってくれるので、後は失敗しながら覚えていって構いません。
プレイミスはある程度慣れても普通に起こるので、恐れずいろんなカードを試して、少しずつ覚えていきましょう。

気軽に世界中の人と対戦することができる

紙のカードゲームは自分1人が集めていても、興味ある人が近くにいないと遊ぶことができません。
MTGアリーナはオンラインプレイで気軽に世界中の人と対戦することができます。
マッチングも割と早いので、サクッと1試合遊ぶにももってこいです。

超ザックリなMTGのゲームルール

上でも書いた通り、MTGアリーナには基本的なルールを教えてくれるチュートリアルがありますが、遊ぶ前に知っておきたい方向けに、超ザックリMTGのルールを説明します(スタンダードルールを基に説明します)。

MTGには大きく分けて2種類のカードがあります。
土地カード呪文カードです。
土地は呪文カードを使用するために必要な「マナ」を出すカードで、手札の中から原則1ターンに1枚置くことができます。
呪文カードは土地カード以外の全てのカードを指します。
呪文カードは右上に書かれているマナのコストを支払うことで使用することができ、マナ手札さえあれば1ターンに何枚でも使用可能です。

プレイヤーはこれを踏まえて、土地カードと呪文カードを入れたデッキ(60枚以上)を組んで対戦を行います。
ゲームの最も基本的な勝利条件は敵のライフを削り切るること。
各プレイヤーはそれぞれ初期ライフ20を持ち、様々な呪文カードを駆使して相手のライフを削っていくことになります。

また別の勝敗条件として、長期戦になる等によって山札のカードが無くなり、カードが引けなくなったプレイヤーは敗北となります。
他にもカードによって別の勝敗条件が加えられたりすることもありますが、初心者の方は相手のライフを0にすれば勝ちということだけ覚えておいたら良いでしょう。

MTGアリーナで遊べるフォーマット

MTGには様々な遊び方がありますが、MTGアリーナにも各種フォーマットが用意されています。

構築フォーマット(集めたカードでデッキを作り対戦する形式)

  • スタンダード:直近3年間に発売されたスタンダート向けセットのみが使用可能
  • アルケミー:直近2年間に発売されたスタンダード向けセット+アルケミーセットのみが使用可能、一部のスタンダードカードが調整されている
  • エクスプローラー:「イクサラン」以降の通常セット収録カード、「エクスプローラー・アンソロジー」の収録カード、その他紙のフォーマット「パイオニア」の範囲で使用できるカード
  • ヒストリック:MTGアリーナに収録されている禁止カードを除くカードが使用可能
    アルケミーと同様の調整が適用されている
  • タイムレス:MTGアリーナに収録されている全てのカードが使用可能、一部枚数制限あり

これらのルールは基本的に同じです。
違いは使用できるカードの範囲で、アルケミーが最も使用できるカードの範囲が狭く、タイムレスが最も使用できるカードの範囲が広くなっています。
スタンダードやアルケミーは毎年秋ごろに古いカードが使用できなくなるローテーションが行われます。

ゲーム開始時は所持カードが少なく、入手できるカードも新しいカードが中心です。
古いカードが使える恩恵が得られないため、こだわりがない人は最初のうちはスタンダード・アルケミーを中心に遊ぶと良いでしょう。

上記5つのフォーマットではプレイとランク戦があり、プレイはカジュアルな対戦、ランク戦は勝利することでランクが上昇するガチ試合となっています。
その月のランクに応じてパックやゴールドが景品としてもらえます。
とは言え、ランク戦に負けても痛手は少ないですし、私がプレイした感じではブロンズランク(アルケミーBO1)は初期デッキに毛が生えたようなデッキでもそれなりに勝てます。

また、上記5つのフォーマットは試合形式としてBO1とBO3(マッチ戦とも表記)が選択できます。
BO1は1回試合に勝てば勝利、BO3は3回中2回勝てば勝利になる公式大会準拠の方式です。
BO3は試合ごとにデッキのカードとサイドボードのカードの入れ替えが行えます。
BO3の方が実力の差が出やすく上手い人がプレイしていることが多いので、初心者のうちはまずBO1で腕を磨くのが良いでしょう。

  • ブロール:統率者1枚とその他のカード1枚制限(基本土地のみ何枚でもOK)で99枚以上のデッキを構築するフォーマット、初期ライフ25、使用できるカードはヒストリックの範囲内
  • スタンダードブロール:統率者1枚とその他のカード1枚制限(基本土地のみ何枚でもOK)で59枚以上のデッキを構築するフォーマット、初期ライフ25、使用できるカードはスタンダードの範囲内

ブロールは基本的なルールは同じですが、伝説のクリーチャー・プレインズウォーカーを1枚統率者として設定し、その他のカードも基本土地以外1枚しか使えないという制限があるフォーマットです。
ブロール・スタンダードブロールの違いはデッキ枚数と使用できるカードの範囲。
どちらもランク戦はなく、カジュアルに楽しめるプレイのみです。

リミテッド(パックを開封してデッキを作り対戦する形式)

  • ドラフト:開封したパックから順番に1枚ずつピック(選んで取り)し、取ったカードで40枚以上のデッキを構築するフォーマット(基本土地のみ自由に入れてOK)
  • シールド:3パック開封し、その中で40枚以上のデッキを構築する(基本土地は自由に入れてOK)

ドラフトとシールドは自分の持っているカードを使わず、新しいパックの中身からデッキを作るフォーマットです。
構築では見向きもされないコモン・アンコモンの弱いカードでも活躍できる場であり、デッキ構築の柔軟性が求められます。
完全初心者にはどのカードが強いのか分からないので難しいですが、ベテランプレイヤーと同じ条件で戦えるという点では事前に勉強さえしておけば初心者向きとも言えます。

ドラフトはNPCを相手にピックするクイックドラフトと、他のプレイヤーと順番にピックするプレミア・ドラフトの2種類があります。
どちらが勝ちやすいかは一概に言えませんが、プレミア・ドラフトの方がレア・神話レアが取りやすい傾向があります(NPCはレア・神話レアを優先ピックするため)。

リミテッドはどちらも使用したカードをそのまま自分のカードとして入手することができ、勝利数に応じてパックやジェムを報酬として受け取れますが、代わりに参加費用としてゴールドorジェムを求められます。

無課金でも遊べる?

MTGアリーナは無課金で遊べるか、について解説します。
無課金でできることは以下のようなことがあります。

  • チュートリアル(初期デッキなど様々な特典あり)
  • デッキ構築
  • プレイ・ランク戦
  • ショップ購入(ゴールド支払い)
  • 日別・週別クエストの報酬
  • マスタリー達成の報酬(一部のみ)
  • イベント(無料で参加できるもの or ゴールドで参加できるもの)
  • ドラフト(ゴールド支払い)

一方で課金してジェムを購入すると、以下のようなものに使用できます。

  • ショップ購入(ジェム支払い)
  • マスタリー・パス購入で達成の報酬を全て受け取れる
  • イベント(ジェム支払いのみのもの)
  • ドラフト・シールド(ジェム支払い)

上を見てもわかる通り、無課金でもほとんどのコンテンツに参加することができます。
カードを集める方法としてはゴールドを使ってパック購入やドラフト参加などが主な手段となりますが、ゴールドは勝利することによる報酬やクエストの達成(〇色のカードを〇回使用する)などで入手することができます。
ただし、さすがにゴールドのみでセットの全カードを揃えるのは無理です。
無課金でもドラフト報酬でジェムを入手することが可能ですが、他のプレイヤーも上手いので、なかなか無課金でジェムを貯めるのは難しいと思います。

無課金の場合、最初は初期デッキを使いながらコツコツゴールドを貯めておき、使いたいデッキが見つかったら目当てのカードが入っているパックを購入。
欲しいカードが出ない場合も、パックを沢山開ければ、ワイルドカードを使って欲しいカードを作ることができます。
毎日クエストや勝利報酬を得てゴールドを集めていけば、神話レア・レアが山盛りなデッキでない限り、1か月もすれば完成すると思います。

色んなカードを使って色んなデッキを試したい場合には課金するしかありません。
少額だけ課金しても良いという場合には「ウェルカム・セット」と「冒険者セット」がお得です。
この2つは1回しか購入できない代わりに、通常のジェムよりかなりお得な価格で購入できます。
ジェムの使い道として最も安定なのはマスタリー・パスの購入でしょう。
また、新セット発売前にも大量のパックがお得に購入できるキャンペーンがあるので、その時に課金を考えてみるのも良いかもしれません。

TCGをやったことがない人でも割と気軽に遊べるゲームなので、「MTGを知ってるけどプレイしたことがない」という方にこそオススメできるゲームだと思います。

次回の記事ではチュートリアルからの流れとその中で獲得できる報酬について書いてみたいと思います。

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