MTGアリーナをプレイし始めて2か月目になりました。
私は未だに無課金でプレイしていますが、結構楽しめています。
先週は新セット「サンダージャンクションの無法者」が実装され、新しい環境にワクワクしています。
今回の記事では、「サンダージャンクションの無法者」で登場した新メカニズムを紹介するとともに、無課金でのカード・ジェムなどの集め方を紹介したいと思います。
「サンダージャンクションの無法者」のメカニズム
まずは先週実装されたばかりの「サンダージャンクションの無法者」の新メカニズムを紹介します。
悪事を働くや騎乗など、西部劇をテーマにしたセットらしいネーミングになっています。
悪事を働く
「悪事を働く」とは、相手プレイヤーのライフ・手札・呪文・墓地・パーマネントを対象にとった行動全般を指します。
例えばクリーチャーの単体除去、手札破壊、呪文打ち消しなどが当てはまります。
「サンダージャンクションの無法者」では悪事を働くことで何らかの効果が発動するパーマネントカードが数多くあります。
例えば上の画像の「新たな血族、ヴァドミル」は悪事を働くことで、自身に+1/+1カウンターを1つ置くことができます。
悪事を働けるカードは既存セットにも無数にあるため、これまでのセットとのシナジーも作りやすいメカニズムですが、デメリットとして1ターンに1回制限が課されているカードが多いです(上で紹介した「新たな血族、ヴァドミル」もカウンターを乗せる能力が1ターンに1回しか発動しません。)
騎乗
「騎乗」は「乗騎」というクリーチャータイプを持ったクリーチャーが持つ能力です。
騎乗 1、騎乗 2などと表記され、数字分のパワーを持った他のクリーチャーをタップすることで騎乗した状態になります(複数のクリーチャーの合計値でもOK)。
騎乗した状態で攻撃することで、乗騎クリーチャーは様々な能力が発動します。
例えば上記画像の「針毛の突撃者」は騎乗 2で+1/+2修整+威迫を持った状態で攻撃できます。
騎乗して攻撃することことで、トークンを生み出す乗騎クリーチャーなどもおり、リミテッドではなかなか強いですが、構築ではクリーチャーを横並びさせ続けるのが難しく、なかなか活躍しにくいんじゃないかな~という印象です。
計画
「計画」は計画マナを支払うことで、そのカードを追放領域に置き、次ターン以降のソーサリータイミングで無料で唱えられるというものです。
要するにマナコストの先払いのようなシステムですね。
唱えるターンにはマナがかからないため、1ターンに2アクションがやりやすくなります。
計画マナは普通に唱える場合のマナと比べて、高くなることも安くなることもあります。
上画像の「精鋭射手団の鍵開け」は通常マナと同様、計画を3マナで行うことができます。
場に出た際に自分の墓地内のインスタント・ソーサリー1つにフラッシュバックを付けることができるため、計画しておくとフラッシュバック魔法を使うコストを温存でき、使用しやすくなります。
計画は何もやることがないターンのマナ使用先にもなりますし、追放領域に置いておくことで手札破壊されないメリットもあり、構築でも色々試されるメカニズムになると思います。
ただし、計画したカードはソーサリータイミングでしか使えないというデメリットもあるため、使えるデッキは限られてくるでしょう。
放題
「放題」は複数の効果を持つソーサリー・インスタント呪文です。
ちょっと説明しにくいので、上画像のカード「逃走のまやかし」を例にとって解説します。
「逃走のまやかし」は基本マナコストは白1マナです。
このカードにはマナコストを追加することで2つのモードを選択できます。
- +1マナでトークンでないクリーチャー1体を対象にして、それを追放し、次の終了ステップ開始時にオーナーのコントロール下で戦場に戻す(ブリンク)
- +2マナでクリーチャーを1体を対象にし、そのクリーチャーが戦場で最も大きなパワーを持つクリチャーならそれを破壊する(クリーチャー除去)
「逃走のまやかし」の場合、白1マナ+1マナでブリンク、白1マナ+2マナでクリーチャー除去、白1マナ+3マナでブリンク+クリーチャー除去の3つのモードを選択することができます。
このようにその時に必要な能力だけを使っていけるのが、放題を持つカードになります。
マナを大きく伸ばした状態で使う場合には、それこそやりたい放題という訳です。
放題の1つ1つの能力はそれほど目新しいものはなく、マナコストもそれほど軽い訳ではないですが、モードが選べる点が大きいメリットとなります。
こちらも似たような性能のインスタント・ソーサリーと入れ替えて構築で使われるようになるのではないでしょうか。
メカニズムだけ見ても、前回の「カルロフ邸殺人事件」よりも構築で使えるものが多い印象です。
カード自体も強いものが多く、今後しばらくスタンダードやアルケミーでは「サンダージャンクションの無法者」のカードを見かける機会が増えると思われます。
無料でどこまでやれるかチャレンジ中
MTGアリーナは課金して大量にパックを購入すれば、すぐにカードを集められます。
が、それは楽しくない(っていうかそんなお金ねぇ!)ということで、現在は無課金でどこまで資産を集められるかチャレンジ中です。
私がカードを集めるためにやっていることは以下の3ステップです。
- チュートリアルや無料で入手できる報酬を獲得する
- 上記報酬を基にそれなりに勝てるデッキを作り、ひたすら試合する
- ゴールドが貯まったらリミテッドにチャレンジ!
1については以前の記事で詳しく紹介していますので、そちらをご覧ください。
今回は2以降の話です。
チュートリアルをクリアした段階で大量にカードパックが貯まっているはずなので、まずは開封してみましょう。
パックから出てきたカードの中から初期デッキより強そうなカードを入れ替え、アルケミーのランク戦に挑戦します。
(初期デッキにはアルケミー専用カードなどもあるため、スタンダードよりアルケミーの方が組みやすいです。)
ゴールドくらいまでなら、初期デッキを少しいじった程度でも勝ち進めます。
ゴールド帯くらいになるとそろそろ色んなデッキが出てきますので、それらを参考にしつつ、オリジナルデッキを組んでいくのがオススメです。
無課金ということで無闇にデッキを作れるわけではありません。
まずはある程度強くて、デイリー報酬やウィークリー報酬を確実に入手できるデッキを作る必要があります。
また、1試合に時間がかからないことも重要です。
下の項目では私が実際に使っているデッキを紹介します。
さて、デッキを作ったらあとはひたすらそのデッキを使って、試合を続けます。
デイリー報酬やクエスト報酬、ウィークリー報酬は確実に取っていき、ゴールドを貯めていきましょう。
また、毎週水曜日のイベント「ミッドウィークマジック」は無料で参加でき、カードを入手できるので、やっておくのがオススメです。
これらの報酬によって貯まったゴールドでパックを購入…したいところですが、ここはグッと我慢し、5000ゴールドで挑戦できるクイックドラフト、10000ゴールドで挑戦できるプレミアドラフトに参加します。
これらはピックしたカードがそのまま入手できる上、報酬にジェムが含まれており、無課金でジェムを入手できる数少ないチャンスとなっています。
勝てるかどうかはピック運や上手さも関わるので、最初のうちはなかなか勝てないと思いますが、ドラフトが上達すれば無課金で無限にカードが入手できるようにもなります。
何度も挑戦し、少しずつ資産を増やしていきましょう。
ちなみに私自身もドラフトは下手くそです。
これまでクイックドラフト4回、プレミアドラフト2回挑戦していますが、1回だけ6勝したのみで後は0勝~3勝ばかり…。
ドラフト長者への道のりは遠いです。
無課金チャレンジの現在の状況(ゲーム開始から約2か月)
カード レア:239種(+ワイルド15枚)、神話レア:43種(+ワイルド7枚)
ゴールド 2,200
ジェム 3,220
私が使っているデッキ紹介
最後に現在私がアルケミー(BO1)で使っているデッキを紹介します。
Deck
4 Novice Inspector (MKM) 29
7 Mountain (MKM) 284
7 Plains (MKM) 278
1 Siege Veteran (BRO) 25
2 Wind-Scarred Crag (MOM) 276
1 Captivating Crossroads (Y24) 29
4 Warleader’s Call (MKM) 242
4 Yotian Frontliner (BRO) 42
3 Tajic, Legion’s Valor (Y24) 28
4 Lightning Helix (MKM) 218
1 Knight-Errant of Eos (MOM) 26
2 Invasion of Gobakhan (MOM) 22
4 Gleeful Demolition (ONE) 134
2 Demand Answers (MKM) 122
2 Ossification (ONE) 26
2 Battlefield Forge (BRO) 257
2 Imodane’s Recruiter (WOE) 229
2 First Little Pig (Y24) 18
1 By Elspeth’s Command (Y23) 1
2 Connecting the Dots (MKM) 118
2 Abraded Bluffs (OTJ) 251
2 Inspiring Vantage (OTJ) 269
「軍勢の武勇、タージク」を使いたいがために作ったデッキで、スタンダードで活躍している「ボロス召集」を参考に組みました。
内訳としてはコモン10枚、アンコモン18枚、レア15枚、神話レア3枚(他14枚は基本土地)です。
小粒クリーチャーを並べて「戦導者の号令」で全体強化パンチ、もしくは破壊不能を持つタージクで自分のライフを守りながら、タージクから出てくるクリーチャー達で一方的に攻撃するという戦い方になります。
アルケミーでは「一つの指輪」や「オルサンクのパランティール」といったカードが猛威を振るっているので、対策カードとしてクリーチャーも兼ねることができる「一番目の子豚」を入れたり、全体除去対策として「点と点を繋ぐ」を入れたりしています。
これらの対策カードばかりが初手に集まると負けてしまうんですけどね…。
長らく2色土地にタップインの土地ばかりを使ってきましたが、「サンダージャンクションの無法者」で追加された3つ目までの土地として置く場合アンタップインになる「感動的な眺望所」と、アンタップインする代わりに色マナを出すとダメージを受ける「戦場の鍛冶湯」を入れたお陰で劇的に勝率が良くなりました。
(本当は4枚ずつ入れたいところですが、ケチってどちらも2枚にしています。)
勝率は5割以上はあると思います。
参考になるかは分かりませんが、こういう早いデッキを組むのがオススメだよ、という一例ということで。
環境も変わったことですし2つ目のデッキも色々考えていますが、やはり赤単とかのデッキが良いんでしょうかね?
継続していたら、次のセットの時にもまた無課金チャレンジの状況を報告したいと思います。