「The Riftbreaker(ザ・リフトブレイカー)」は2021年にリリースされ、現在もDLCの開発が進んでいるタイトルです。
DLC
Metal Terror
Into The Dark
World Expansion III(2024年リリース予定)
あまり有名なタイトルではないと思いますが、個人的にはなかなかの良作だと思っています。
内容は工場SLG + タワーディフェンス + アクションSTGと様々なゲームジャンルの良いとこ取りといった感じです。
私は割とリリースされてすぐのタイミングで購入し、1週クリアしたのを覚えています。
記事を書くにあたり、久々にプレイしてみましたが、当時から少し追加された要素もあり、クリアまで楽しんでプレイできました。
今回はそんな「The Riftbreaker」がどういったゲームなのかをざっくり解説したいと思います。
今回の記事はDLCなしの本編(EXE: 917, DATA: 509時点)のみのレビューとなります。
今後のアップデート等で内容が変わる可能性もありますが、ご了承ください。
The Riftbreaker(ザ・リフトブレイカー)とは
リフトブレイカーとはプレイヤーが操作する黄色いメカのことです。
このメカには女性科学者であるアシュリーとサポートAIのMr.リグスが乗っています。
彼女たちの目的は降り立ったガラテア37を調査し、地球と行き来できるリフトステーションを建設すること。
しかし、到着時にはリフトブレイカーと貧弱な武器しかなく、アシュリー達は、資源を現地調達するため、拠点を建築し、リフトステーションの完成を目指すことになります。
ガラテア37には多くの原生生物が存在し、アシュリー達を見ると侵略者とみなし、襲い掛かってきます。
アシュリー達は基地を防衛しながら、ミッションを遂行することになります。
本作では基地の建築と防衛、探索とバトル、研究による建築物と武器のパワーアップなどの要素があり、それぞれが上手く融合しています。
以下ではそれぞれの要素を詳しく見ていきたいと思います。
建築&タワーディフェンス要素
基地には心臓部となるHQを中心に、電力施設、採掘施設、防衛施設、研究を行う通信ハブ&研究所が建築できます。
最初は建築できるものが限られていますが、研究を進めると、どんどん建築できる施設が増えていき、最初から建てられる施設も性能を底上げすることができるようになります。
リフトブレイカーの世界の建築物は高性能で、例えば他の工場SLGのように採掘施設からコンベアで別の工場に運ぶというような「資源の運搬」が必要なく、掘った資源は自動的に基地に貯められていき、必要となる資源は自動的に基地から消費されます。
また、リフトブレイカーや防衛施設が消費する弾薬類もアーモリーという施設があれば、自動で生産・補充してくれます。
このようにかなり親切設計な部分が多いので、工場SLGを触ったことのない人にもとっつきやすいシステムとなっています。
拠点には定期的に、ガラテア37に住む生物たちの襲撃が発生します。
HQを破壊されるとゲームオーバーになってしまうため、防衛施設などを建て何とか守り抜きましょう。
また、HQをレベルアップすることで、ストーリーが進行したり、様々な研究がアンロックされますが、レベルアップ時には必ず、敵の大規模襲撃イベントが発生します。
この時には、普段の襲撃以上の物量が押し寄せるので、その時できる万全の体制で迎え撃ちましょう。
探索&アクション
プレイヤーが操作するリフトブレイカーには武器やスキル、パーツなどを装備することができます。
- 左武器・右武器:それぞれ3つの武器を装備でき、瞬時に切り替え可能
- 移動スキル:1つ装備可能(ジャンプやダッシュなどの特殊アクションができる)
- スキルと消耗品:8つまで装備可能(武器以外の攻撃手段や回復、レーダーなど)
- 性能アップパーツ:4つまで装備可能(リフトブレイカーの性能を底上げできる装備)
これらの装備品は研究を進め、資源を消費することで入手できるようになる他、マップの探索でも特殊な武器やスキル(建築物の一部やリフトブレイカーのスキンなども)がアンロックされます。
武器には近接武器や各種銃器などバラエティ豊かなものが揃っており、属性の概念もあるので、どの敵にも対応できるようなビルドを組んでいきましょう。
最初に降り立つことになる熱帯の他、ストーリーが進むと砂漠や平原・火山など様々なバイオームに行けるようになります。
バイオームによって登場する敵が変わるのはもちろん、それぞれに天然の罠が存在するなど熱帯以上に一筋縄ではいかないエリアとなっています。
研究で建築物と武器をパワーアップ
最初は建てられるっ建築物や入手できる装備品が限られていますが、研究を進めることで建築物や装備品がアンロックされていきます。
研究は通信ハブ(基地と施設・武器と装備タブの研究)、研究所(異性生物調査タブの研究)の2種類の施設を建てることで行えます。
施設の数が多いほど研究は早く進みますが、どちらもそれなりの電力(研究所の場合は水も)を消費するため、エネルギー生産とのバランスを見て決めましょう。
研究を進めると、新しい施設や装備が入手できるだけでなく、施設のアップグレードもできるようになります。
上記画像には最初から建てられる風力タービンをアップグレードした例を載せています。
レベル3までアップグレードできれば、レベル1の4倍の電力を生み出せることになりますね。
また、装備類は同じものでもベーシック・アドバンス・エピック・レジェンドの4種類があり、研究を進めることでより強力な武器を入手することができます。
お気に入りの武器が見つかったらその武器のアップグレード研究を積極的に進めると良いでしょう。
工場SLGと聞くと難しそうなイメージを持つ方もいるかもしれませんが、かなり簡略化されてシステムが複雑になりすぎていないため、とっつきやすいです。
逆にゴリゴリの工場SLG(当ブログで紹介した「DYSON SPHERE PROGRAM」のようなゲーム)を期待すると若干物足りなく感じるかもしれません。
どちらかと言えば、アクションがメインになる作品だと思うので、大群相手に銃をぶっ放して爽快感を得たいという方にオススメです。