DYSON SPHERE PROGRAM 宇宙の星々を開発する工場SLG

ゲーム紹介

DYSON SPHERE PROGRAM(ダイソンスフィアプログラム)は2021年1月にSteamで公開された工場SLGです。
現在はまだアーリーアクセス状態ですが、既に170万本以上を売り上げる人気タイトルとなっています。

Steam:Dyson Sphere Program
Build the most efficient intergalactic factory in space simulation strategy game Dyson Sphere Program! Harness the power...


現在もアップデートは続いており、今後は敵性生物の追加などのバトル要素が追加される予定です。

私はこの夏のSteamサマーセールにて本作を購入。
がっつり遊び、先日ようやくクリアにこぎつけることができました。

工場SLGと言えば「Factorio」や「Satisfactory」が有名(私は「Satisfactory」未プレイ)ですが、これらのゲームを知っている方は、本作もほぼ同じイメージのゲームを想像していただければ合っていると思います。
この記事ではそんな工場SLGの魅力と共に、本作ならではの特徴を紹介したいと思います。

今回の記事では早期アクセス版(v.0.9.27.15466)をプレイした上で記事を作成しています。
今後ゲームの仕様が変化することもありますので、ご了承ください。

また、本作は公式に日本語対応していませんが、有志による非公式の日本語modがあり、今回のプレイではこちらを利用させていただきました。大感謝!

非公式日本語化 - Dyson Sphere Program JP Wiki*

DYSON SPHERE PROGRAM(ダイソンスフィアプログラム)とは

「DYSON SPHERE PROGRAM」は、「ダイソン球」と呼ばれる恒星を覆う太陽発電のような装置を設置し、VR世界引きこもる人類のエネルギー不足問題を解決することが目的となります。

そのミッションのために別の星系に送り込まれたのがイカロスと呼ばれるロボット(人間が操縦?)で、イカロスは送り込まれた星で資源を集めながら研究を行い、ダイソン球の完成を目指すことになります。

ダイソン球までの道のりは、非常に多くの研究が必要で、研究には特定の資源を加工することで入手できる「マトリックス」というアイテムが必要となります。
効率的に資源を集め、研究用のマトリックスを作成するためには、資源の採集や加工を機械化することが必須。
資源の採集・加工を自動化し、研究を行い、更に多くの資源を求めて開拓を進めるというループが本作の大まかな流れとなります。

ダイソン球の作成はゲーム終盤になって取り掛かることになりますが、実は完璧に完成していなくてもクリア自体は可能です。

宇宙の資源は全てあなたのもの!

ダイソン球を作成するため、イカロスは送り込まれた星系やその周辺の星系の資源を自由に採集・加工する権限を持っています。
つまり、ゲーム中に登場する宇宙の資源は全てプレイヤーのもの。

最初に降り立つことになる星は地球に似ていますが、ゲームを進めると他のバラエティに富んだ星々にも行けるようになり、自由に宇宙を旅して、開拓することができます。
この宇宙全体を開拓できるというスケールの大きさが本作の大きな特徴と言えるでしょう。

また現時点では敵や時間制限などもないので、自分のペースで開発が進められますし、(クリアするだけなら)ややこしい仕組みは少ないので工場SLGの入門としてもオススメです。
ちょっと用語が難しいところはありますが、理解できなくてもゲーム的には問題ないことがほとんどです。

研究で様々な施設をアンロック!

本作の肝となる研究には「技術研究」「性能強化」の2種類があります。

「技術研究」では、主に自動化するための施設をアンロックしていきます。
研究を進めると、発電所や自動採掘機、加工工場はもちろん、星間で物をやり取りする大掛かりな施設や、ダイソン球を作るための発射台などバラエティ豊かな施設を並べることができます。
この辺りのシステムは「Factorio」などのゲームと全く同じですね。

近未来感溢れる建物はどれもオシャレなので、時には手を止めて、自分の作った施設群を眺め、ニヤニヤするのも楽しいです。

建設できる建物については別記事にて詳しく書いてみたいと思います。

性能強化でイカロスの性能アップ!

一方の「性能強化」は、プレイヤーの分身となるイカロスの性能をアップさせる研究です。
基本的には技術研究の方が優先度は高いですが、中には宇宙に出るために必須な強化もあったりします。

また、その他の項目も上げれば上げるほどにイカロスの操作性が向上。
最初はちょっとトロいロボットですが、性能強化を繰り返すとキビキビ動き、快適な操作性になっていき、設備の設置などもスムーズに行えるようになっていきます。

性能強化とは関係ありませんが、本作ならではの特徴として、イカロスのエネルギーシステムがあります。
イカロスは移動や採集などの行動にエネルギーを消費し、エネルギーがゼロになると動きが極端に悪くなってしまいます。

エネルギーを回復させるためには、イカロスに常に燃料を補給する必要があります。
他のゲームでよくある食料システムのような感じですね。
燃料となるのは木や草、石炭など燃やせる物全般で、燃料にするアイテムの質が上がるほど燃料1つの継続時間が長くなり、エネルギーの回復速度も早くなります。

アーリーアクセスのゲームではありますが、これといったバグもなく完成度の高い作品になっています。
私はかなり前に「Factorio」を購入したものの、まだちゃんとクリアしていないのですが(だからこのブログで紹介していない)、この作品は非常にすんなり入ることができ、一気にクリアまで行くことができました。
工場SLGをまだプレイしたことのない方にこそオススメな作品だと思います。