前回の記事では「For the King(フォーザキング)」というゲームの特徴とシステムを紹介しました。
今回の記事では「For the King」内に登場する職業の特徴と育て方について解説してみたいと思います。
「For the King」をプレイし始めたものの、途中でゲームオーバーになってしまう、という方は是非読んで、職業ごとの特徴を活かした育成をしてみてください。
For the Kingの職業による違いとは?
「For the King」の各ゲームモードでは最初に最大3人までのパーティーメンバーの職業を選択することになります。
職業による違いは以下の点があります。
- 見た目
- ステータス
- スキル
- 初期装備
- 持ち物
- 所持コイン
これらの中でも特に攻略上重要となるのが、ステータスとスキルです。
以下ではそれぞれの職業の初期ステータスとスキルを紹介し、それぞれどういう育成(主に装備品の選定)をすれば良いかを紹介したいと思います。
For the Kingの職業の特徴
※ステータス値はイージーモード時のものです。
鍛冶屋
最初から選べる職業の1つで、高い力と生命を持つパワータイプのジョブです。
スキル「シールド」はは盾を装備時に稀に攻撃を完全に防ぐことがあるというスキル。
あくまで体感ですが、発動確率は低めであまり当てにできません。
基本的なコンセプトとしてはタンク役(盾役)として、片手の力 or 生命武器+盾というスタイルで戦う前衛キャラなのでしょう。
しかし、本作のシステム上、タンクが活躍しにくい上、速度が全職業で最も低いために順番が回ってくる前に敵にボコボコにされてしまうという致命的な欠点があります。
もしもスキルを活かして戦うのであれば、力を上げるよりも生命判定の武器(ダガー系)+盾装備がオススメ。
盾を装備すると使える挑発スキル「チョッカイ」は、生命の値で成功確率が決まるスキルだからです。
この場合は、生命と速度に極振りして、なるべく敵が動き出す前に厄介な敵に「チョッカイ」を仕掛けたいところです。
生命武器が数が少ない上に、最強武器も大して強くなく、完璧に揃えたところで他の職業の方が強かったりもしますが…。
狩人
最初から選べるジョブの1つで、感知力と速度に優れるスピードタイプジョブです。
スキルは4種類も持っています。
- シャドー:ステルスに必要な判定数を1個減らす
- トラップ回避:ダンジョン内で罠の解除に必要な判定数を1個減らす
- 移動ブースト:追加で1マス移動できることがある
- スナイパー:弓装備時に攻撃判定をすべて成功させ、クリティカル確定になることがある
シャドー・トラップ回避はそれほど使えるスキルではありませんが、移動ブーストは発動率もそこそこでおつかい役にはピッタリなスキルです。
スナイパーは発動率こそ高くないものの、動ける回数が多い狩人にはそこそこ有用です。
初期速度が全ジョブで一番という時点で強いジョブです。
スナイパーを活かすなら弓装備が良いですが、場合に応じて感知力判定の片手槍+盾や銃で戦うのも良いでしょう。
初期ジョブしかない状態なら鍛冶屋を捨てて、狩人×2にした方が楽という説も…。
学者
最初から選べる職業の1つで、知能が高く、才能・速度もそこそこある魔法使いタイプのジョブです。
スキル「復習」はターン終了時にフォーカスを1つ自動回復することがあるという強スキル。
発動確率も高めなので、フォーカスを惜しまずに使っていけます。
育て方は特に迷うことなく、素直に知能を上げて魔法使いとして育てていけばOKでしょう。
ヒーラー付きの杖や本を入手できれば、ヒーラー兼魔法アタッカーとしても活躍できます。
薬草医
知能が高い魔法使いタイプのジョブです。
ステータスだけ見れば劣化学者ですが、特筆すべきは最強スキル「ヒーラー」を持っていることです。
「ヒーラー」はカミのトイキが全体回復になるというスキルで、最初から魔法使い兼ヒーラーとして活躍できます。
もう1つのスキル「薬草採取」は建物以外のマスで止まると、時々ハーブアイテムを入手することがあるというものです。
こちらもカミのトイキや万能薬といったアイテムを無料で入手できる可能性があり、そこそこ使えるスキルとなっています。
回復役を薬草医に一手に任せることができる効果はかなり大きく、パイプ代の節約になることで武器や防具を揃えやすくなるなど、パーティー全体の強化につながります。
最終ステータスでは学者に劣るかもしれませんが、序盤から安定したプレイがしやすくなるので、早めにロアストアで開放したい職業です。
罠猟師
感知力と速度に優れたスピードタイプのジョブです。
狩人と同じくこちらもスキルが3つもあります。
- 策士:奇襲の成功に必要な判定数を1個減らす
- トラップ解除:ダンジョン内で罠の解除に必要な判定数を1個減らす
- 第六感:敵の奇襲攻撃を阻止することがある
3つスキルの中では「トラップ解除」がそこそこ使える程度で、実はどれも結構微妙です。
ステータスも感知力・速度ともに狩人に及びません。
ただ、速度が高めというだけで割と活躍できるので、弓や槍などを装備する感知キャラが他にいるなら、高めの才能を活かして楽器を装備させたりフレキシブルに運用できます。
ロアストアで開放する優先度として薬草医や吟遊詩人に比べると低いかもしれません。
吟遊詩人
才能が高いサポートタイプのジョブです。
スキルはチームメンバーの攻撃時の判定失敗を成功にすることがある「ラッキー」と、ターン終了時に近くにいる味方に経験値を与えることがある「トレーナー」の2つ。
特にラッキーは決め打ちこそできないものの、比較的発動することが多いので、パーティー全体の攻撃力の底上げになります。
サポートタイプの職業の中では速度が高い方なので、楽器を装備するジョブが使いたいなら、ロアストアで優先的に開放しましょう。
楽器はサポート武器なので直接攻撃力はそこまで高くありませんが、才能判定の強力な銃を入手できれば、強力なアタッカーとして活躍させることもできます。
木こり
力と生命が高いパワータイプのジョブです。
スキルはダンジョン内で扉の破壊の成功に必要な判定数を1個減らす「ラム」と、両手武器で攻撃が成功すると、隣接ダメージを与えることがある「ヘビースウィング」の2つ。
ヘビースウィングは発動すれば効果が大きいが、両手武器はチェックが大きくて成功しにくい上に、発動確率も高くなく、あまり気にしすぎない方がいいかもしれません。
鍛冶屋よりも力が強いので、力に特化したアタッカー向きですが、やはり速度が遅いのがネックとなります。
初期から力が高めなので、速度が遅くなる力装備(足装備)は付けず、なるべく力と速度を高める方向で育てたいところです。
ヘビースウィングにこだわらないのであれば、片手武器+盾の方が安定するかもしれません。
ジェスター
才能が高いサポートタイプのジョブです。
スキルは3つもあります。
- ランナー:戦闘からの逃走に必要な判定数を1個減らす
- コメディアン:町、カーニバル、ナイトマーケットから1コマ以内でターンを終えるとコインを獲得することがある
- ガーディアン:敵の攻撃判定の成功を阻止することがある
「コメディアン」は場所が限られるものの戦闘せずにお金が稼げ、「ガーディアン」は味方の生存率を高める有用スキルです。
優秀なスキルを持つ一方で、ステータスは才能が吟遊詩人に次いで高いことくらいしか良い点がなく、特に速度の低さがネックとなります。
サポート役としてバトルで早めに行動できるよう、速度を優先的に上げてやりましょう。
世捨て人
全ステータスが75、スキルなし、初期フォーカス2というピーキーな性能な職業です。
更に世捨て人の初期装備は攻撃を失敗すると壊れる武器となっており、他の職業以上に早く武器を変える必要があります。
ステータス調整は自由が利きやすいので、鍛冶屋や木こりに変えて、素早さが高めの力特化のステータスに育てたりすることもできます。
力特化職は元々それほど良いスキルを持っていないので、スキルなしでもそれほど痛手にはなりません。
ステータスを上げる装備も大事ですが、それと同時に低フォーカスを補う装備も必要となるかもしれません。
モンク
力と知能に優れたバランスタイプのジョブです。
力に寄せるか、知能に寄せるかは、他の2人の編成と相談して決めましょう。
スキルは最強スキル「ヒーラー」に加え、クリティカルかとどめを刺した時に、フォーカス0の味方のフォーカスを1回復する「コンバーター」を持っています。
ヒーラーがあるので、どんなパーティーでも活躍できます。
ただ、薬草医より速度が低めなので、なるべく速度を優先的に上げる装備を選びたいところ。
力特化でも速度がマイナスになる装備はつけないようにしましょう。
トレジャーハンター
知能・感知・才能の3つが高い水準にあるバランスタイプのジョブです。
魔法使い、感知武器、楽器サポートと様々な方向性で育てることができます。
スキルは宝箱がミミックの場合は通常の宝箱に変化させる「ミミックマスター」と、ターン終了時にマップ上に宝箱を発見することがある「宝探し」の2つ。
宝探しは移動力があるメンバーがいる場合、アイテム稼ぎ(お金稼ぎ)に便利ですし、ミミックマスターもあったら嬉しいスキルです。
一方、ステータスはいかにも器用貧乏といった感じで、色んな武器が装備できる一方で、どの方向性に進むにしても学者・狩人・吟遊詩人の劣化になります。
また速度の低さがどうしてもネックになります。
速度が遅くても1発で勝負を決められる高威力の銃装備させるのが良いのでしょうか…。