「Mindustry(マインダストリー)」攻略記事第2回。
前回の記事ではセルプロでの資源入手方法、防衛戦・敵基地戦の進め方、オススメタレット・ユニットなどを紹介しました。
今回は2022年年末に追加されたエレキルについて、セルプロとの違い、資源入手方法、オススメタレット・ユニット、攻略のポイントなどエレキル攻略に役立つヒントを紹介します。
セルプロとの主な違い
まず最初にエレキルとセルプロとの違いを見てみましょう。
マップが一部分しか見えない状態でスタート
セルプロでは最初からマップ全体を見渡すことができ、敵基地戦でも防衛の薄い部分を見つけるのが簡単でした。
エレキルではゲーム開始時には初期位置周辺しか見えない状態になっており、マップや敵基地の全貌が分からないようになっています。
見えない場所では建設なども行うことができません。
見える範囲を広げる方法としては、以下の4つの方法があります。
- レーダーを設置する(レーダーを中心に一定の範囲が見えるようになる)
- タレットを設置する(タレットの攻撃範囲内に入った場所が見えるようになる)
- ユニットを見えない場所へ移動させる(ユニットの視界に入った場所が見えるようになる)
- コアを設置する(コアを中心とした一定の範囲が見えるようになる)
一部分だけを見たい場合にはレーダーやタレットも有効ですが、広範囲を見渡すにはユニットを移動させるのが一番手軽で安上がりです。
一度視界が開けた場所は建造も可能となるので、攻めるだけでなく拠点を広げるためにもユニットの製造は必須となります。
索敵範囲外では敵ユニットが見えない
エレキルでは見えない場所はもちろん、視界が開けた場所であっても、レーダー・タレット・コアの範囲内、もしくはユニットの視界内以外の場所に敵ユニットがいても見えない状態になっています。
そのため、コアから離れた施設は知らないうちに攻撃されて破壊されているということもしばしば…。
こうならないためには、施設周辺には必ずタレットを設置するなどの対策が必要です。
一応敵は見えないものの攻撃されている時の弾は見えるので、攻撃されていると分かったらすぐにユニットに迎撃に向かわせるのも一つの手ではあります。(間に合わないことがほとんどでしょうが)。
入手できる資源が異なる
セルプロとエレキルでは一部を除き、入手できる資源が異なり、研究ツリーもセルプロとは違うものを使用しています。
黒鉛やシリコンなど、どちらにも登場する資源もありますが、入手方法や加工するための工場は全く別物です。
エレキルではセルプロに比べて液体・気体を扱うことが多く、セルプロとは違ったラインの組み方をする必要があります。
壁を採掘できる
エレキルではベリリウム・黒鉛・砂などの資源を壁からも採掘することができます。
地面から掘るのとやり方は多少違いますが、最初のステージでチュートリアルがあるので、これはすぐに理解できると思います。
資源の輸送手段がダクト
セルプロでは固体の輸送手段はコンベアでしたが、エレキルではダクトに変更されています。
それに伴いジャンクションはなくなり、ルーターはソーターを兼ねるなど多少敷設ルールが変わっています。
慣れないうちは少し戸惑う部分もあるかもしれませんので、ダクトや装置の動作確認はしっかり行いましょう。
製造に「熱源」が必要な工場がある
資源の加工工場などでは「熱源」という新しい要素がプラスされており、熱源がないと動かない工場が多く存在します。
熱源は「電気ヒーター」などを工場に隣接させることで得られ、説明欄に書かれた熱源を接続すると100%の力で工場が稼働します。
最大で400%の熱源まで追加することができ、熱源が多いほど工場の生産速度が上昇します。
サージクルーシブルなどの工場は数を多く作るよりも、熱源を多くして生産速度を早める方が楽に材料を量産できます。
製造できるタレット・ユニットも異なる
製造できるタレット・ユニットもセルプロから刷新されています。
タレットは数が少ない代わりに、それぞれに特徴がはっきりあり、用途によって使い分けができるようになっています。
ユニットは戦車・メカ・戦艦の3つのカテゴリーに分かれ、それぞれTier1~Tier5までの5種類があります。
それぞれのカテゴリーは主に以下のような特徴があります。
- 戦車:セルプロで言うダガー系。同じTierで比較するとメカや戦艦に比べ体力・攻撃力が高い。障害物を超えられない。
- メカ:セルプロで言うアトラックス系で、壁やある程度の障害物を超えて行ける。体力・攻撃力は戦車と戦艦の中間。
- 戦艦:セルプロで言うフレア系に近い性能だが、Tier1のみ空を飛べず、水中を泳いで渡れる。体力・攻撃力は他のカテゴリーより低め。
敵基地を攻めるステージが多い
セルプロでは中盤以降に登場する敵基地ステージですが、エレキルでは序盤から敵コア破壊が目的のステージが多いです。
マップの全体像が見えない・索敵範囲外の敵が見えないなどセルプロよりも条件が厳しいので、セルプロの敵基地ステージに慣れてからの挑戦の方がいいかもしれません。
敵基地ステージはWAVE制ではない
敵基地ステージは相手の基地にもユニット工場が設置されており、そこからユニットが攻めてくるため、セルプロのようなウェーブ性ではなくなっています。
その代わり、後半ステージでは時間が経つほど敵ユニットの製造速度がアップするようになっており、やはり時間をかけると厳しいステージが多くなっています。
任意の持ち込みが不可
セルプロでは敵基地ステージで大量に資源を持ち込んで、短期決戦に持ち込むことが可能でしたが、エレキルではステージごとに決まった量の資源しか持ち込めません。
そのため、最初はある程度資源を集めてから、ユニット工場を建てる必要があります。
これもエレキルが難しくなっている要因の1つです。
負けた時のペナルティが少ない
エレキル唯一の救いと言えるのが、新しいステージに挑戦する時のコストが安めだということです。
万が一クリアに失敗しても元のステージに戻った時には、既にコストで支払った分を取り戻していることが多く、連続してステージにチャレンジしやすいです。
コストが安いことを活かして、初見のステージで自信がない場合には、マップの下見から始めるのもいいかもしれません。
資源の入手方法(エレキル)
地形から直接採取できる資源
プラズマ掘り以上で採掘可:ベリリウム、黒鉛
インパクトドリル以上で採掘可:タングステン
大きなプラズマ掘り・イラプションドリルで採掘可:トリウム
クリフ掘削機で採掘可:砂
強化ポンプで採取可:水・スラグ・アーキサイト
加工で作れる材料
シリコン放電炉:黒鉛×1、砂×4、360電力=シリコン4
電解装置:水×10、60電力=オゾン4、水素6
窒素濃縮機:6熱源、120電力=窒素4
酸化チャンバー:ベリリウム×1、オゾン×2、30電力=酸化物1、5熱源
炭化物クルーシブル:タングステン×2、黒鉛×3、10熱源、120電力=炭化物1
サージクルーシブル:シリコン×3、スラグ×40、10熱源、120電力=サージ合金1
フェーズシンセサイザー:トリウム×2、砂×6、オゾン×2、8熱源、480電力=フェーズファイバー1
シアンシンセサイザー:黒鉛×1、アーキサイト×40、5熱源、120電力=シアン3
オススメのタレット・ユニット
エレキルにおけるタレットはセルプロに比べると重要度が低いですが、防衛ステージやクリアに時間がかかるようなステージでは敵を食い止めるのにがっつり並べることもあります。
ブリーチ
最初のステージから使用できるタレット。
ベリリウムとタングステンを弾として使用可能です。
対地対空両用でそこそこの射程距離を持っているため、タングステン+水などで強化し終盤まで使用することができます。
私は最後のステージでも使いました。
ディフューズ
対地対空両用のタレット。
黒鉛を弾として使用可能です。
射程は短いものの、扇状に弾が発射されるため、多くの敵を巻き込んで攻撃でき、敵をノックバックさせる効果もあります。
ブリーチやサブリメートとの併用がオススメ。
サブリメート
対空対地両用のタレット。
オゾンやシアンを弾として発射可能です。
射程の短い炎を噴射し、アーマー無視のダメージを与えます。
敵のミサイル等を撃ち落とすのにもうってつけで高い防御性能を誇ります。
攻撃力もかなりのもので、Tier3ユニットくらいならすぐに蒸発させられます(範囲外からの攻撃はどうにもなりませんが…)。
ディスパーズ
対空専用タレット。
タングステンを弾として発射可能です。
作成にトリウムが必要となるので、作れるようになるのは後半ですが、後半の戦艦ユニット対策に役立ちます。
特に最終ステージでは非常にお世話になります。
アフリクト
対地対空両用のタレット。
弾は必要ありませんが、300電力と10熱源が必要となります。
かなりの長射程を誇り、Tier2までのユニットなら近づく前に余裕でせん滅できる万能タレットです。
サージ合金が作れるステージでタレットが必要な場面は第一候補となるでしょう。
続いてはオススメのユニット紹介です。
ステル
戦車Tier1ユニット。
Tier1ユニットの中では最も頼りになる戦力です。
アルード
戦艦Tier1ユニット。
戦力としてはあまり期待できませんが、素早く動けることを活かし、序盤にマップの偵察をするのに向いたユニットです。
敵として出てくると非常にウザイです。
ローカス
戦車Tier2ユニット。
ステルよりも大幅に攻撃力・体力が増え、ユニット修復タワーを置くことでなかなか死なないしぶといユニットになります。
Tier2の中では最も使いやすく、序盤~終盤近くまで主力として頼りになります。
クレロイ
メカTier2ユニット。
ローカスではどうにもならない障害物を超えられるユニットで、ローカスの代わりとして使用することが多いです。
アンティカス
メカTier3ユニット。
Tier3辺りからはほぼ戦艦一択となりますが、どうしてもパワーが足りない、対空タレットがウザイ場合のお供に。
オヴィエート
戦艦Tier3ユニット。
Tier2までの戦艦ユニットに比べ、まともな攻撃手段を持つことができたユニット。
どこでも飛んでいけることを活かし、防衛網の穴をついて攻撃しましょう。
最初に作れるようになる「ストロングホールド」では特に大活躍します。
クヱル
戦艦Tier4ユニット。
後半ステージの主力ユニットで、Tier4が解禁後はほぼこれのみで何とかなります。
44ブロックの射程範囲を持っているので、敵タレットの射程外から少しずつ敵基地を切り崩していきましょう。
ディスラプト
戦艦Tier5ユニット。
クヱルの上位版なので弱い訳がないです。
…が個人的には最終ステージもクヱルの量産でクリアしたので、活躍の機会はありませんでした。
エレキル攻略のポイント
個人的にエレキル攻略の上でポイントだと思う点は以下の3点です。
なるべく早めにユニット製造を始める
エレキルでは敵基地ステージ、防衛ステージを問わず、ベリリウム・黒鉛採掘、シリコン工場建設とユニット作成に必要な素材を揃え、なるべく早めにユニット製造ラインを作り上げるのが良いです。
こうすることで、マップの見える部分を広げられ、拠点を大きくしやすくなるためです。
初期状態で見える範囲では、手軽に電力を得られるカービンコンデンサーの数は限られおり、拠点を広げるにも限界がすぐ来ます。
序盤の敵はタレットでなくユニットでも充分迎撃可能なので、まずは最優先でユニット製造し、拠点を広げることを考えましょう。
ユニット修復タワーを活用!
エレキルでは比較的タレットの射程や攻撃力が優秀で、Tier1~Tier2ユニットは敵のタレットに正面からぶつかるとあっけなく次々と溶けてしまいます。
しかし、あっさり手持ちのユニットが全滅すると、せっかく途中まで攻めた敵基地を修復されてしまい、なかなか攻め手に欠ける事態になります。
そこで活用したいのがユニット修復タワーです。
ユニット修復タワーは範囲内の味方ユニットを継続的に回復する効果のある建造物で、電力とオゾンを入れることで稼働します。
ユニットがかなり死ににくくなるため、私は拠点からオゾンと電力を引っ張って敵拠点前に修復タワーを置くなどして、継続的に攻められるようにしていました。
常に敵拠点を攻撃している状態にすると、敵ユニットも防衛に回ることになり、自拠点を攻められにくくなることにもつながります。
攻撃は最大の防御なり、です!
困った時のアフリクト!
防衛ステージでは、タレットのアフリクトが非常に優秀で、これを複数基配置するだけで鉄壁の守りになります。
建造にサージ合金が100個必要になるのが少々面倒ではありますが、無理してでも作る価値はあります。
ラスト1つ前の防衛ステージでもアフリクト(+クヱル)で、ほぼ危うげなくクリアすることができました。
熱源の確保や弾の発射で電力を大量に消費するので、電力には余裕を持たておきましょう。
次回の記事では、「Mindustry」最大の難ステージ「シージ」「オリジン」2つのステージの攻略方法について書いてみたいと思います。